女の子の日だと伝えると
私の仕事仲間は、ひと回り年上の30代男性です。この日、生理中だった私は、立っているのが精いっぱいだったため、「実は生理で体調が悪くて、今日は力仕事がつらいです」と勇気を出して伝えました。このときの私は「どんな反応をされるだろう。怒られたらどうしよう」と、正直不安でいっぱいでした。
仕事仲間の神対応
すると、仕事仲間は「じゃあ、今日は俺がその仕事を担当するから、休んでいても大丈夫だよ」と気づかいの言葉をかけてくれたのです。
今まで「仕事だから甘えてはいけない」と気を張りすぎて、体調が悪くなるまで無理をしていた私。しかし、心の中では「生理中に10kgもある荷物を何度も運ぶなんて無理!」と泣き叫んでいました。
体調が悪いと、スピードや判断力も落ちてしまいますし、何より安全のためにもつらいときは周りを頼ってもいいんだなと思うことができました。
メンタルのフォローも完璧
仕事仲間は担当を変わってくれるだけではなく、「体調は大丈夫? 生理のとき、女性はつらいよね」とメンタル面のフォローまでしてくれました。そのやさしさに、私は涙が出そうになりました。
生理のつらさは人それぞれですが、男性は男性なりに生理のつらさを想像して、女性の考えに寄り添おうとしてくれているのだな、と心が温かくなった出来事です。
生理中の腹痛や体のだるさと闘っていると、仕事に集中できない日もあります。生理でつらいときは、周りに相談してみるのも1つの手段だと思いました。その分、元気なときにほかの作業者の手伝いをするようにしています。この仕事仲間のように、生理に理解のある男性もたくさんいると思うので、もっと気軽に生理を公言してもいいのかもしれないなと思います。
著者/あすまる
イラスト/まっふ
監修/助産師 松田玲子
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!