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「クラージュ保育園」八王子の歯科医院が事業所内保育所を開園

減少するどころか増え続ける待機児童の数。もはや、都市部だけの問題ではなくなって来ました。保育園問題は、小さな子どもを持つ働く親の最大の課題かもしれません。職場に保育所があればいいのに……と思う人も少なくないでしょう。そんななか、八王子みなみ野の歯科医院「ななくに歯科」が今回、事業所内保育所を開園しました。

 

減少するどころか増え続ける待機児童の数。もはや、都市部だけの問題ではなくなって来ました。保育園問題は、小さな子どもを持つ働く親の最大の課題かもしれません。職場に保育所があればいいのに……と思う人も少なくないでしょう。そんななか、八王子みなみ野の歯科医院「ななくに歯科」が今回、事業所内保育所を開園しました。

 

クラージュ保育園

事業所内保育所「クラージュ保育園」の園長は、「ななくに歯科」の深沢宗主院長。

 

0~2歳の乳幼児を受け入れており、「ななくに歯科」で働くスタッフの子どもに加え、希望者からの保育も受け入れています。定員は19人の小規模保育園で、医院のそばに住宅をベースとした園舎を建設しました。

 

八王子市の子育て応援企業としてできることを

歯科医に通う子連れのお母さんたちからさまざまなお話を聞き、保育所を併設してつくることができたらと考え、5年間の構想期間を経て実現。

 

「江戸時代など、昔は会社や街で子どもを見ていたわけだから、本当に働く人を応援するのであれば、いちばんシンプルなのは会社が保育所をつくればいい。会社は家族だと思うので、身内で見ればいいだけ。事業所のオーナーが気付いて社会をつくる責任がある」と深沢さんは話しておられます。

 

モデルケースのなるような運営を

住宅をベースとした園舎にしたのは、企業が空き家などの住宅を活用して保育所を実現するモデルになることを目指したためだといいます。

 

ななくに歯科だからできるのではなく、誰だってかんたんにできるような仕組みを目指し、商店街や商店などでも挑戦したいと思ってもらえるように、と期待を込めています。

 

待機児童問題の解決は、自治体に任せるだけでは限界があるかもしれませんが、民間の企業が、今回のような取り組みをすることで、また一歩、問題解決へと進めるかもしれませんね。(TEXT:東 裕子)

 

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