眼瞼下垂だと確信した理由
「眼瞼下垂」とは加齢とともに目を開く筋肉が衰え、まぶたが下がる病気。セルフチェックポイントは、「コンタクトレンズを使用している」「おでこにシワが入る」「目が小さくなった」「奥二重のラインがなくなった」「上まぶたがくぼんでいる」「目と眉毛の間が広くなった」など。
私は「上まぶたのくぼみ」以外、すべて当てはまりました。最近、おでこのシワも目立つようになりました。まぶたが下がってくると無意識に額の筋肉を使って目を見開く癖がつくので、おでこにシワができるそうです。
こっそり娘のアイプチを試して二重にしてみると視界全体が明るくなり、心なしか肩凝りも軽くなりました。テレビの情報番組で見た眼瞼下垂を治療した患者さんが語っていた状態とまったく同じです。この瞬間、眼瞼下垂であることを強く確信しました。
保険適用で手術したい
昭和世代だからでしょうか。娘には「顔の整形手術はNG!」と言ってきた手前、美容整形には抵抗がありました。でも病気だったら治療するべき、本音を言えば、保険がきくなら治療したいという願望がありました。
ネットで調べてみると、眼瞼下垂の手術は保険適用であれば両目で5~6万円、保険適用外の場合は30~60万円が相場のようでした。
手術の方法は、細い糸で処置する皮膚を切らない埋没法と眉の上か下を切開する方法がありました。どちらも比較的簡単な手術で、入院の必要もないとのことでした。
いざ病院へ!そして眼科医の診断に泣く
名前を呼ばれて診察室に入ると……先生は同い年くらいの女医さんでした。
私からの説明が終わるやいなや、「これは眼瞼下垂ではありません」とぴしゃり。「眉に手を置いて、目を閉じてから開けてみてください」と言われ、その通りに目を開けました。すると、「開きますよね。眼瞼下垂の人は目が開けられません」「あなたの場合は病気ではなく老化現象です」と言われてしまいました。
先生のお話では、瞳の中心からまぶたの縁までの距離が3.5mm以下、つまり瞳孔の半分がまぶたで隠れると「眼瞼下垂」と診断するそうです。
「審美的な手術を保険適用でおこないたい人」と見透かされているようでとても恥ずかしく、すごすごと病院を後にしました。
まとめ
私と同じように、下がってきたまぶたをなんとかしたいと考える方は多いのではないでしょうか。ネットで調べるとたしかに症状は一致しますし、保険適用で手術できるかのようなうたい文句もあふれています。
しかし今回の一件から、保険適用のハードルは思った以上に高いことがわかりました。過度な期待はするべからずだと思いました。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
イラスト/サトウユカ
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