飲めない・食べられないはつらかった…
入院した夜に「朝までには生まれてしまうかも」と言われたなつさん。
麻酔を入れてから飲まず食わず、陣痛に苦しみながら翌日を迎えました。
しかしなかなかお産は進まず、無痛分娩だったにもかかわらず、なつさんは陣痛に苦しみます。そしてお昼を過ぎたころ、最後の力を振り絞って、ようやく出産することができました。
出産を終え、後処理が終わると、夫は感染症対策のため退室。
なつさんは2時間休憩をとってから、ストレッチャーで個室に移動しました。
そして何時間ぶりかの水分補給。さらには夕食も届きました。
最後の食事から24時間近く経っていたなつさんは喜んで食べ始めますが、なぜか急に気持ち悪くなり、下半身には痛みも現れます。
なつさんは、食べたいのに体が痛すぎて食べられないという状態になってしまったのです。
◇ ◇ ◇
立ち会い出産で、ずっとなつさんの側にいてくれた旦那さん。予想外の痛みに耐え、不安に駆られていたなつさんにとってはとても心強かったでしょう。また、旦那さんが差し入れをしてくれていたゼリーやドリンクは、産後食事を思うようにとれないなつさんの救世主になっていました。助産師さん曰く、立ち会い出産は、陣痛から出産までのママをパパがサポートし、夫婦の絆が強まったり、父親としての自覚が生まれやすいというメリットがあるそう。ですが、お互いの認識のズレでトラブルが発生し、夫婦間にしこりが残ることもあるのだとか。出産までに話し合いを十分にし、2人が望んだ形で出産を乗り越えていけたらいいですよね。
監修/助産師 松田玲子
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。