みなさんのお子さんは、入院をしたことがありますか?わが家の子どもは、扁桃腺切除やしこりの切除などで入院・手術を受けたことがあります。入院先となる病院は、私が住んでいる市の外が多く、入院費の支払いで手間取ってしまいました。市外と市内では窓口負担額や医療費控除の手続きが違ってくるので注意が必要です。
入院時の手続きの違い
私が住んでいる市では、乳幼児の医療費は無料、小学生~中学生までは一律200円で、とても助かっています。入院・手術費も、市内で入院した場合は病院の窓口で医療証を提示すると、無料または200円(食事・ベッド代は別)で済みます。
一方、市外での入院で医療費が少額の場合は、窓口負担は保険証の割合で支払いをし、のちに病院明細書を市役所に提出することで、窓口負担した分が還付されます。しかし、高額の場合は違っていました。
高額になるときは「限度額適用認定証」
市外での入院・手術で医療費が高額になりそうなときは、事前に「限度額適用認定証」の提示が必要です。しかし、私はそのことを知らず退院時に医療費を保険証割合で支払い、後に市役所に明細書を提出したところ、半分ほどしか還付されませんでした。
そして、被保険者が加入している保険会社に健康保険高額療養費支給申請書を提示するよう書かれていました。そのとき初めて高額の医療費では手続きが違うとわかったのです。
高額療養費支給手続きには明細書のコピーが必要
高額医療費支給手続きには、病院の明細書コピーと健康保険高額療養費支給申請書が必要でした。すでに明細書の原本は市役所に提出していたため、あせりましたが、提出する前に念のためコピーを取っていたので助かりました。
すぐに郵送で健康保険高額療養費支給申請書と明細書のコピーを提出し、返金されたのは4カ月後と時間がかかりました。病院代は高額でしたので、事前に限度額適用認定証を提出しておけばよかったと後悔です。
そんな経験から、病院の明細書原本を提出するときは予備でコピーをとっておくことにしています。市外での入院になるときは事前に調べておくことをおすすめします。(TEXT:ママライター武山あゆみ)