みんなが俺を褒めてくれているのに…
幼少期から両親に「完璧」を求められて育ったマサキさん。大学生のころ、交際していた彼女から適当に作った料理を褒められたことから料理に目覚めていきます。しかし、彼女の本心は「経済力のある彼を手放したくないから、マズイけれど褒めておこう」というものでした。
その後、マサキさんはSNSに手料理の写真を投稿。すると、そのアカウントがバズり始め……?
年上のミキさんと付き合い始め、マサキさんは自然体でいられるようになりましたが、同時に「なめられたくない」「頼られたい」という気持ちも湧き出てくるように……。
「料理好き」という共通点があることで、マサキさんの場合「彼女に料理で負けたくない」という気持ちも芽生えてしまったようです。
これまでずっと「完璧であること」を一番大切にしていたマサキさん。自信を持って出したカレーを「ちょっと辛い」と言われたことで、彼のプライドはズタズタに切り裂かれ、最終的にミキさんに敵対心を抱くようになってしまったようです。
マサキさんがしたことは決して褒められるものではありませんが、彼の心のなかは複雑だったようですね。
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