「バイバイ」
意を決して、彼からの電話に出たキナコでしたが、一方的に罵声を浴びせられて別れ話をすることもできません。そこで、「(モラ介の)DVに対して慰謝料を請求することができる。嫌なら二度と連絡しないでほしい」と力強く伝えました。
それを聞いた途端、彼の態度は一変。キナコに泣いてすがり始めて……。
彼のモラハラを友人のヨモギに相談した際、彼女からは「別れたほうがいい」とアドバイスをされていました。しかし、モラ介への好意があった当時のキナコはそれを断り、ヨモギと疎遠になってしまったのです。
電話越しに泣きじゃくる彼に、キナコは冷静に気持ちを伝えます。本当はやり直したかったこと、支えたかったこと、しかしそれは叶わず、もう限界であること……。
何かを言いかけた彼を待つことなく電話を切り、録音した音声を彼の家族に送ると「全部終わったんだ……」とやっと体の力が抜けました。
その数日後、キナコのもとにモラ介の母から電話が。彼の家族がみんなで様子を見にきてくれたのは、モラ介の姉であるアンさんの提案だったようです。
モラ介にはっきりと気持ちを伝えられてよかったです。彼と離れるキッカケをつくってくれたアンさん、そして彼の両親の存在はキナコにとってとても大きいですね。
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