久しぶりに実家へ行くも様子の違う娘
5歳の娘と私の実家へ遊びに行ったときのこと。娘は実家に行くと、母や姉に話かけたり、お菓子を食べたり、とても楽しそうに過ごしています。ですが、その日はなぜか緊張気味。「久々に来たから緊張してるのかな?」と思い、「ばあばに保育園の話とかしないの?」「お菓子食べる?」と娘に声をかけ、少しずつ笑顔が増えていきました。姉ともいっぱい遊び、帰るころにはいつもの娘に戻っていました。
その帰り道、娘が「あ~あ、女の子だけだったら良かったのに」と言ってきたのです。「え?女の子だけだったじゃん。ママ、ばあば、お姉ちゃんだけだったでしょ?」と私が返すと娘は無言に……。そして、その話をしなくなりました。
夫に実家であったことを話すと、夫が娘に「ばあばの家に男の子いたの?」と聞きました。すると「おじいさんがいたよ」と言ったので、娘は家にいるはずのない男性が見えていたようでした。私は怖くなり、それ以上聞くのをやめました。
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大人には見えないものが子どもに見える、というのは昔からよく言われますよね。子どもは大人より感受性が強いなど見える理由はいろいろ言われますが、要因はさまざまあるかと思います。まずは見守って、怖がっているようであれば対応を考えたいですね。
作画/シュー子
著者:田中早紀
2児の母。飲食業のパート勤務。育児と仕事のストレスで暴食気味……。