年長さんに困惑する娘
4月から新しい保育園の年少クラスに入園した娘は、なぜか年長クラスのお姉さんたちから大人気。登園すると毎日3~4人のお姉さんに取り囲まれ、「今日は誰がいい?」と遊び相手の指名を求められるほどの人気ぶりでした。
するとある朝「保育園に行きたくない」と言い出した娘。今までも、行きたくないと言い出すことはありましたが「今回は少し様子が違うな……」と母の直感で休ませることに。しかし、行きたくない理由を聞いても教えてくれません。
翌日はリフレッシュできたのか娘はすんなりと保育園へ。すると、今まで一目散に娘のもとへ駆け寄っていた年長さんが、娘の様子をうかがいながら近寄ってきたのです。「なんかいつもと様子がちがうな」と、思いながら娘の荷物を片付けていると、先生から声をかけられました。
先生によると、一昨日娘は初めて年長さんのお誘いを断ったそう。嫌なことを嫌と主張できたけど、そこから娘の表情は暗くなってしまったことを知りました。先生からも年長さんに「Aちゃんにもやりたいことがあるんだよ。一緒に遊びたいなら、Aちゃんの気持ちも聞いてみて」と助言してくれたそうです。
先生の話を聞いて「娘なりに悩んでいたのか……」と気づいた私。娘の人生で初めての人間関係の悩み。「成長しているんだなぁ」と実感するとともに「ひとりで悩まないでほしい」と思うように。「困ったことがあったら、いつでもママに話してね」と、娘に伝えると「わかった!」と元気に返事をしてくれました。今はまだ3歳ですが、大きくなればもっと深刻な悩みに直面することもあるでしょう。本当にピンチなときこそ娘に相談してもらえるよう「娘の気持ちに寄り添いながら、一緒に解決をしていくなど接し方に注意していこう!」と思う出来事でした。
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作画/ひのっしー
著者:藤田わか奈
3歳になったばかりのやんちゃな娘を育てるママ。介護が必要になってきた両親の面倒と、子育てに奮闘中。