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「虫刺されかと思っていた…」夏は改善して冬に悪化を繰り返す湿疹。診断の結果わかった原因とは

6年ごろ前、両肘付近に湿疹ができてしまいました。最初は直径1cmくらいの湿疹が1つだけだったので虫刺されかな?と思って、市販の虫刺されの薬を塗っていました。しかし、いつまでもかゆみが治まらず、そのうち直径3cmを超える大きさになってしまいました。そこから私と湿疹との長い闘いが始まったのです。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師窪田 徹矢 先生

くぼたクリニック松戸五香院長。獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。
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夏は良くなるのに冬は悪化のいたちごっこ

大きくなった湿疹は、特にお風呂に入るとかゆみがひどくなりました。かきむしりたい衝動をこらえて、ドラッグストアでいろいろな市販薬を購入して試してみましたが、どれも効果はありません。

 

1つだった湿疹が悪化して複数になり、赤い斑点が出るようになったので、皮膚科を受診することに。医師に患部を見せるとすぐに「湿疹ですね」と言われ、ステロイドの塗り薬を処方されました。1日1回患部に塗って2週間ほどであれだけかゆかった湿疹が治り、夏場は快適に過ごすことができました。

 

しかし、冬になって乾燥してくると同じようなところに湿疹が出てきたため、再び皮膚科を受診。違う軟膏が処方されてそのときは治りましたが、冬になるとまた湿疹が復活してしまいました。3年間で3回、同じ皮膚科に通い続け、そのたびに薬が変わりましたが、特に疑問は感じませんでした。

 

湿疹が出て一番困ったことは、肌に密着する服を1日着ていると患部がボコボコして赤くなり、かゆみが増してくることでした。ニットが肌に触れるとかゆくなるので、新しいニットを買ってもたんすの肥やし状態。薄手のタートルネックセーターにネックレスを合わせるようなおしゃれな着こなしは、しばらくお預け……となってしまいました。

 

漢方を試してみたところ…

漢方

 

とある中医学の講座に参加したことをきっかけに漢方に興味を持った私は、通勤途中の駅に漢方の調剤薬局があったことを思い出し、試しに寄ってみました。相談窓口で皮膚トラブルと合わせて更年期の症状と思われるホットフラッシュや動悸を相談したところ、粉薬を2種類処方されました。

 

朝と夕食前に服用すると、3日目には湿疹が治り、かゆみも消えたのです。私の症状に合う薬は保険適用外になるということで、2種類を10日分で5,000円という料金でした。良く効きましたが、高すぎて3カ月ほどでやめてしまいました。

 

 

結局市販のクリームが一番合っていた!?

保険診療で漢方を処方してくれる病院を探し、受診しました。初診時に今まで行った病院や更年期症状について伝え、聴診と脈を診てもらいました。脈から体の状態を診るのだそうです。

 

診断の結果、加齢により体内の水分が減っているとのこと。更年期症状を和らげる漢方と皮膚トラブルに効く漢方、そして外用薬として皮膚の乾燥を軽減するヘパリンスプレーが処方されました。やっと自分に合う病院に出合えたと、ホッとしました。トータル1年3カ月くらい通い、湿疹は少しずつ改善しました。

 

しかし保険適用でも薬代が1カ月3,000円強かかるのが気になっていました。更年期の症状はそれほどひどくなく、湿疹を治したいだけなので、結局医者通いをやめることにしました。

 

そこで、テレビCMや新聞広告などで見た、乾燥性のかゆみや湿疹に効く薬に興味を持ち、ドラッグストアで購入していろいろと試すことにしました。その中でも一番私の湿疹に効果があったのは、「メンソレータムADクリームm」でした。肌のボコボコした感じはほとんどなくなったので、今もこれを愛用しています。

 

まとめ

空気が乾く冬に繰り返す湿疹の原因は、皮膚の乾燥によるものでした。突如湿疹が現れたのは、加齢により皮膚が乾燥してきたためだと思います。残念ながら、加齢と共に皮膚の状態は変化しています。年齢にあったスキンケアを心がけ、乾燥から皮膚を守ることで湿疹を予防していきたいと思います。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

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著者:ナツメ

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