きっかけは小田切ヒロさんと阿部知代さんの言葉
1つはヘアメイクアップアーティストである、小田切ヒロさんのYoutube。その中で小田切さんが「人生はつらいことも多いからこそ、自分の“好き”を多くすることが重要」というようなことをおっしゃっていたんです。
そしてもう1つは、フジテレビの元アナウンサー(現在は報道局勤務)の阿部知代さんのインタビュー記事。仕事を長く続けるポイントとして、「なるべく自分の機嫌を良くするもので周りを埋めるのがコツ」という言葉。
自分の周りを”好き“で埋めるって、本当に大切です。なぜなら好きなもの・こと・人って、気持ちを豊かにしてくれるから。そこで50歳以降の人生をよりご機嫌に過ごすためにも、まずは毎日持ち歩くバッグの中身を自分の”好き“なものだけで埋め尽くそう!と思ったのです。自分のご機嫌は自分で取るのがいちばん手っ取り早いですし、確実ですものね。
ブランドよりもカジュアルなバッグが大好き!
ファッション誌の編集者だった時代は、ブランドとのお付き合いやTPOを考えて、ブランドもののバッグを買っていました。しかしあれから20年以上たった今、私の暮らしにブランドもののバッグはまったく必要ありません。
軽くて荷物がしっかり入るもの。そして服装が地味なので、アクセントになってくれるよう華やかさやトレンド感がちょっと入ったバッグであればOK。最近は、もっぱら「ワークマン」や「SHEIN」で買った1000円台のバッグが私をご機嫌にしてくれています。
バッグの中にも季節感!
ハロウィンにクリスマス。私はこうした季節のイベントが大好き! なのでバッグの中にもこうしたイベントにちなんだグッズを入れています。今はハロウィンシーズンなので、ジャック・オー・ランタンやゴーストがプリントされたスマホケースやカード入れ、シリコンタイプの保存袋などを使っています。
ファッションと同じで、スマホケースも季節や気分によって変えています。たったこれだけのことなのですが、気分まで変わり、楽しいんです。
しかも人って、意外に人の携帯カバーを見ていますよね。だからカセットテープのカバーをきっかけに音楽の話になったり、ハロウィン柄のカバーからイベントの話で盛り上がったりとコミュニケーションツールの1つとしても仕事場で大活躍してくれるんです。
そして話題になるといったら、こちらも自慢のラーメンタオルと「カルビー」ティッシュ。最初は、フードジャーナリストという仕事柄、仕事場や編集部で話のきっかけになれば良いなぁと思って持ち始めた2つですが、今では私のバッグの定番アイテムに。ときには見知らぬ人から「どこで買ったんですか?」と声をかけられることもあるほど吸引力の強いアイテムです(笑)。
ラーメンタオルは、「ラブラリー バイ フェイラー」、「カルビー」の「ポテトチップスのりしお」と「じゃがりこ」のティッシュはいつも100円ショップの「ダイソー」で買っています。
手帳や財布は“使いやすさ”も重要
毎日使う手帳と財布、そしてパスケースは、“好き”だけじゃなく、使いやすさも考慮して選びました。
手帳は使いやすさに定評のある「無印良品」のもの。たしかグレーもありましたが、私は厄を払う色である“赤”をセレクト。お財布は金運が寄ってきてしまいそうなゴールドを今は使っています。このお財布は、「楽天市場」で高評価だった、カードがたくさん入る長財布です。
パスケース(写真・右下)は、何年か前に駅ビルで買ったもの。こちらも使い勝手が良く、ずっと愛用しています。
ポーチは松任谷由実さんをオマージュしたもの
「VOGUE JAPAN」のYoutubeチャンネルで、「In the bag」という有名人のバッグの中身に迫った企画を見るのが大好きなのですが、小学生の頃から大好きな、シンガーソングライターの松任谷由実さんの回があって、トルコのお土産で有名な目をモチーフにした“ナザル・ボンジュウ”のバッグを使っていたんです。それに憧れて、コスメポーチは“ナザル・ボンジュウ”のものを使っています。
ただ化粧直しはまずしないので、入っているコスメはリップやティントくらい。あとはミモザの香りのボディミストや気分転換用のロールオンフレグランス、前髪を留めるクリップや紙せっけん、拡大鏡を入れています。
常備薬入れに至るまで、こだわる、こだわる(笑)!
写真左のペンギンのケース、何だと思いますか。こちら、カードケースなのですが、私は薬入れとして使っており、いつも飲む漢方薬や風邪薬、胃薬、頭痛薬に絆創膏を入れています。とにかく動物が好きなので、こうした入れ物も動物にこだわりました。
アルコールスプレーは薄型のカードタイプ、ハンドクリームは、「ムーミン」に出てくる好きなキャラクター「モラン」のもの、そして鼻炎気味なので、予備で持っているティッシュはガシャポンで当てた「エリエール」のティッシュケースに入れています。
とげとげのボール(写真右上)はマッサージボールで、電車やバスなど乗り物に乗ったとき、腰やもも裏に置いています。これで足のむくみや腰の痛みが全然違ってくるので、手放せません。
ガシェット関連は顔つきポーチにイン
これだけ携帯電話に頼って生活しているので、外出の際、充電アイテムは欠かせないですよね。充電器類は必ず持って家を出ます。そのときに使っているのが、この顔が描かれたメッシュポーチ。“顔があるアイテム”って、使うたびに「お!」と目が合い、楽しい気分にさせてくれるので好きなんです。
ちなみにポーチもさまざまなものをそろえておき、携帯カバーと同じく気分によって変えたりして楽しんでいます。アパレル関係のお店で買うこともあれば、ガシャポンで当てたり、100円ショップで買うこともあります。大切なのは「どこで買ったか」ではなく、「自分がどれだけ好きか」ということだけ。だから「王家の紋章」もあれば、「ビタワン」もあるんです(笑)。
大小バッグも忍ばせて……
こちらは買い物用のエコバッグ。今まで2個持ちしていたのですが、この“目玉ちゃんエコバッグ”がかなりの大容量なため、最近はこれ1つで済んでいます。「SHEIN」で購入。
そして折り畳めるちびバッグも必ず入れておきます。これはスタジオや編集部にこもったとき、ランチやコンビニに行くなどちょっと出る際に、携帯とお財布くらいが入るミニバッグが必要になるのでそのとき用に入れています。何かと便利。
左の「松田ペット」はガシャポンで当てたもの、右はイタリアのホームプロダクツブランド「セレッティ」のエコバッグ。
まとめ
もちろんこの他にもエコボトルや取材用のノートなども入れていますが、それらも全部自分が“好き”と思えるものだけを入れています。人から見たらがらくただらけかもしれませんが、私にとっては毎日がわくわくするバッグの中身! でももしかしたら50歳になったからこそ、誰に何と言われようとも気にせず自分の“好き”を堂々とお披露目できるのかもしれません。今こそ“自分の好き”を追求した中身にしてみませんか。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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著者:中田ぷう
業務スーパーやカルディ、コストコなどに詳しいフードジャーナリスト。著書に子どものごはん作りの闘いを描いた「闘う!母ごはん」(光文社)がある。育ち盛りな高校2年生と小学3年生のママ。