旅先のエレベーターで油断…
家族旅行でホテルに宿泊した時のこと。長男はエレベーターのボタンを押すのが大好きで、このときも早々とホールの上下ボタンを押してエレベーターの到着を待っていました。待っている間にベビーカーに乗った下の子がぐずり始め、私も主人もそちらに注意が向いていました。
すると、突然背後から長男の泣き叫ぶ大きな声が聞こえ、振り返ると長男だけを乗せたエレベーターのドアが半分ほど閉まりかけていたのです。普段は必ず手を繋いでから一緒に乗っていたのですが、旅先でワクワクしていたのか、一人で先にエレベーターへ乗っていたのです。
主人が慌ててボタンを押して、扉が閉まりきる前に長男を出すことができました。もしあのままドアが閉まってしまっていたら……、長男は動く牢獄に閉じ込められたようなもの。他階で見知らぬ人と乗り合わせたかもしれないし、パニックになってどこで降りていたか分かりません。本当に怖い思いをしました。どんなときも子どもから目を離してはいけない、と強く胸に刻みました。
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旅先などいつもと違う場所では、子どもが予想外の行動をとることがありますよね。初めての場所だと親も目が行き届かないことも……。ベビーカーに乗っていない場合、危ないところは手をつないだり、ハーネスを付けたりと工夫して過ごしたいですね。
作画/シュー子
著者:碓井晴乃
男の子2人を育てるアラフォーママ。イヤイヤ期真っ盛りの2歳長男、ハイハイでどこまでも突き進んでいく自由奔放な0歳次男に日々振り回されている。