子どもの歯科検診。毎日歯磨きはしていましたが、きちんと磨けているか、虫歯になっていないか、自信がなく、ドキドキしながら受けました。幸い虫歯はなかったものの、「癒合歯」があるとの指摘がありました。癒合歯とはいったい何なのか、私の体験談をお伝えします。
「癒合歯」とは?
癒合歯とは、本来別々に生えるはずの2本の歯がついて1本になっている歯をいいます。わが子の場合は、下の前歯が癒合歯になっていました。
歯の上のほうに溝があり、生え始めのころは2本同時に生えてきたように見えたのですが、生え終わってみると下のほうは2本の歯が1本に繋がった状態でした。変わった歯だなと気になっていたのですが、癒合歯という名前であることを初めて知りました。
治療は必要?
検診担当の歯科医師からは、癒合歯は普通の歯と比べて溝の部分に歯垢が溜まりやすいという問題はあるものの、特に治療を行う必要はないと言われました。
永久歯に生え変わるときに乳歯が抜けるのが遅れることがあるので、5~6歳のころに一度歯科でチェックを受けるように、とのこと。あまり心配はいらないようで安心しましたが、これまで以上に丁寧に歯磨きをしていこうと思いました。
その後の様子
わが子は現在小学生。毎日歯を磨き、定期的に歯科でフッ素塗布をしてもらったためか、癒合歯も他の歯も虫歯になることなく、今日まで来ています。先日歯科でレントゲンを撮ったところ、癒合歯の下には2本の永久歯があることがわかりました。
癒合歯もだいぶグラグラしていて、近いうちには抜けそう。わが子の個性のひとつでもあった癒合歯ともまもなくお別れと思うと、ちょっぴりさみしいような気もします。
癒合歯の幅と次に生えてくる永久歯の本数や幅、顎の大きさなどによって、歯並びに問題が起きる場合もあるそうです。これからも、定期的に歯科で様子をみてもらいたいと思っています。(TEXT:ママライター奥田美紀)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。