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「もう消えたい…」心の病で会社を辞めた娘に両親が浴びせた信じられない言葉は… #毒親と絶縁するまで 29

「毒親と絶縁するまでの話」第29話。思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。

実家から離れて公務員として働くユズさんは、度々両親からお金の無心をされ、断ることもできず自分の食費と健康を犠牲にしていました。いつしか母親はユズさんの職場にまで無心の電話をし始め、さすがにユズさんも不満が爆発。「もうお金をとらないで」とはっきり伝えますが、母親の職場への電話はエスカレート……。上司は親身になって対策してくれ、友人や彼氏も励ましてくれますが、ユズさんはついにうつ病と診断されます。

ユズさんは休職して療養しますが、そう簡単には回復せず……。

 

母親と離れても心は限界に

毒親と絶縁するまでの話

※病名に抑うつ状態と描かれていますが、「抑うつ」は、症状あるいは状態像(症状のパターンを型にまとめたもの)を指す言葉であり、病名ではありません。うつ病の症状の1つとして抑うつが見られることがよくありますが、抑うつがあれば必ずうつ病というわけではありません。

 

毒親と絶縁するまでの話

 

毒親と絶縁するまでの話

 

 

 

毒親と絶縁するまでの話

 

毒親と絶縁するまでの話

 

毒親と絶縁するまでの話

 

 

 

毒親と絶縁するまでの話

 

毒親と絶縁するまでの話

 

毒親と絶縁するまでの話

※希死念慮…「消えてなくなりたい」、「楽になりたい」などと思うこと

 

 

 

毒親と絶縁するまでの話

 

毒親と絶縁するまでの話

 

毒親と絶縁するまでの話

 

 

 

毒親と絶縁するまでの話

 

毒親と絶縁するまでの話

 

毒親と絶縁するまでの話

 

つらそうな姿を見かねた彼が同棲をユズさんに提案。その件を母親に連絡すると一度帰ってくるように言われました。

 

久しぶりに会った母親は、薬の副作用で太ったユズさんを見て「みっともない」と批判。父親もデブだと笑い、ユズさんはさらに体調が悪化しました。

 

それでもお金の無心を続ける母親からのストレスで、ユズさんは摂食障害を併発し入院。

 

つらい療養生活を送る中で、医師からはっきりと「心理的虐待を受けていた」と告げられます。

 

ユズさんは自分は悪くなかったとわかったことで、徐々に症状が回復。無事に退院することができたのでした。

 


今まで両親からの言動に違和感があっても、それが親子の形だと思って自分を否定し続けてきたユズさん。

医師から両親の1つひとつの行動が虐待だと言ってもらえたことで、自分を受け入れることができたようです。

 

そして心の病で苦しむ娘にひどい言葉を投げかける両親は、ユズさんが大人になっても虐待を続けているということがやっと明らかになりました。この入院をきっかけに、親の呪縛から開放されるといいですね。

>>次の話

 

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    マンガ家・イラストレーター北瀬ユズ

    二児の母です。自身の経験を描いたコミックエッセイ『毒親絶縁日記』(ぴあ)が発売中。

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