ユズさんは休職して療養しますが、そう簡単には回復せず……。
母親と離れても心は限界に
※病名に抑うつ状態と描かれていますが、「抑うつ」は、症状あるいは状態像(症状のパターンを型にまとめたもの)を指す言葉であり、病名ではありません。うつ病の症状の1つとして抑うつが見られることがよくありますが、抑うつがあれば必ずうつ病というわけではありません。
※希死念慮…「消えてなくなりたい」、「楽になりたい」などと思うこと
つらそうな姿を見かねた彼が同棲をユズさんに提案。その件を母親に連絡すると一度帰ってくるように言われました。
久しぶりに会った母親は、薬の副作用で太ったユズさんを見て「みっともない」と批判。父親もデブだと笑い、ユズさんはさらに体調が悪化しました。
それでもお金の無心を続ける母親からのストレスで、ユズさんは摂食障害を併発し入院。
つらい療養生活を送る中で、医師からはっきりと「心理的虐待を受けていた」と告げられます。
ユズさんは自分は悪くなかったとわかったことで、徐々に症状が回復。無事に退院することができたのでした。
今まで両親からの言動に違和感があっても、それが親子の形だと思って自分を否定し続けてきたユズさん。
医師から両親の1つひとつの行動が虐待だと言ってもらえたことで、自分を受け入れることができたようです。
そして心の病で苦しむ娘にひどい言葉を投げかける両親は、ユズさんが大人になっても虐待を続けているということがやっと明らかになりました。この入院をきっかけに、親の呪縛から開放されるといいですね。
北瀬ユズさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪