夫の転勤によって、地方の知らない街での生活がスタートすることになったと思ったのも束の間、なんと2人目の妊娠が判明!縁もゆかりもない街で、2回目の妊婦生活を始めることになり、困ったことがたくさん発生しました。そんな転勤族の妊婦として、失敗から学んだ体験談をご紹介します。
引っ越しの荷物が片付かない!
新居に引っ越したのは、つわりが始まったころ。つわりのつらさで、引っ越しの荷物を片付ける気にまったくなれませんでした。そのうえ、つわりを乗り越えたころには、おなかが大きくなって体が重くなってしまったため、さらに荷物が片付かず山積みのままに……。
いちばん困ったことは、荷物の整理ができないために、1人目のときに購入したマタニティグッズやベビーグッズが見つからなかったことでした。家のどこかにあるものまで新調するハメになり、せめてベビーグッズだけでも分かるように荷造りして運ぶべきだったと後悔しています。
産院探しも大苦戦!
引っ越してから、つわりで何にも手につかず、地元の情報を得られずに過ごすことになってしまいました。買い物に行くスーパー探しすらめんどうで、どんどん家の中に閉じこもりがちに。産院探しにも大苦戦しました。
インターネットの情報だけでは、入院したときの病院食など、くわしい情報が分からなくて困りました。地元の人と知り合う機会はとても貴重なので、不動産屋さんなど、引っ越しの際に関わった地元の人に、もっといろいろとリサーチしておくべきだったと思いました。
移動の足がなくて大苦戦!
東京近郊に住んでいると、車がなくても生活できますが、地方は車社会。車の運転ができない私は、出かけることにも大変苦労しました。
妊娠中は、自転車での移動は控えたほうがいいと産院で指導を受けたので、移動手段に困ってしまいました。唯一の移動手段は、日中、1時間に数本のバスだけ。転勤族の妻になった時点で、どこに行っても車を運転できるように、免許を取得して練習するなど、準備しておけばよかったと強く感じました。
毎回、転勤の際にはいろいろなことが重なり、なかなか転勤族の妻として慣れることができませんが、妊娠中に引っ越しをする際の注意点をいくつも学ぶことができました。転勤族の奥さんは、私と同じような失敗をしないように、ぜひ参考にしてくださいね。(TEXT:ママライター 奥田敦子)