その後、ヒナタは毎晩モネと一緒に赤ちゃんの授乳をおこなっていたのですが、ユリにバレそうになってしまったことから、代わりにモネと毎日スーパーへ行くようになりました。
たまたまユリは同じマンションに住むご婦人から、その話を耳にするのですが、不審に思ったユリが家計簿を確認すると、明らかに食費が上がっていることに気付いたのです。"まさか、本当にあの2人が……!?"と心の中のざわつきが止まらないユリ。
ヒナタに家計簿の不透明なお金の行方を問いただすと、「パチンコに行くようになった」と言われてしまったため、ユリはヒナタのスマホを見ることを決意。すると、モネから「ミルク缶」とだけ書かれたメッセージが届きました。
翌日、特にそのことを尋ねることはしなかったユリですが、ヒナタがスーパーへ出かけるとき、こっそりと後をつけて行きました。すると、2人が一緒にいる所を目撃してしまって……!?
2人がいる所を見た瞬間、妻は困惑してしまって…
「ヒナタ、何してるの……?」
「ユリ!?なんで……」
「それはこっちのセリフだよ……」
そう言うと、顔を引きつらせるユリ。
「なんでヒナタが杏ちゃんを抱いているの?」
「もしかして、いつもこうして待ち合わせをして
買い物に行ってるの……?」
ユリの質問に対して、
言葉を詰まらせるヒナタ。
「なんで黙ってるの?
それじゃあまるで……」
「あなたたち、どういう関係なの?」
質問に返答しようとしない2人に
耐え切れなくなったユリは、
とうとう本題に切り込んだのでした。
◇ ◇ ◇
ユリからすれば、なぜ2人が会っているのか、なぜヒナタが杏ちゃんを抱っこしているのか意味が分からないですよね。ヒナタはユリとの生活を壊したくないという一心で真実を隠していたわけですが、そうしたことでユリを余計に傷つけてしまったことは確かだと思います。こうなる前にちゃんと説明できていればよかったのですが、時間は元には戻りません。ヒナタはユリに誠心誠意な対応をしてほしいですね。