生活費10万円を使い込んだ夫
子どもが1歳になったばかりのころ、夫は残業で帰宅時間の遅い日が続いていました。仕事が忙しいのだと思っていたある日、帰宅した夫が暗い顔で打ち明けてきたのです。
「実は残業は嘘で、仕事帰りにパチンコに行ってたんだ。銀行口座から10万円おろして、3日間で全部パチンコに使っちゃった。ごめん」と謝る夫。夫は趣味で数カ月に1度パチンコへ行くことがあっても、いつもお小遣いの中で楽しむ程度。
今回は生活費を勝手に使ったことも許せないし、何よりも私は嘘をつかれていたことがとてもショックでした。子どもに手がかかり、「私なんてトイレすらひとりで行けないのに、夫はパチンコに行っていたなんて!」と怒りは頂点に達しました。
理由を打ち明け、改心する夫
夫は「最近、仕事の人間関係に悩んでいて、ストレス発散のために散財してしまった」と話しました。ストレスを発散したい気持ちはわかるけれど、散財する前に相談してほしかった私。
夫婦で話し合い、これからは悩みがあってストレスがたまっているときは相談すること、使ってしまった10万円は夫のお小遣いから返済することを決めました。反省した夫は、その後パチンコには行かなくなり、半年ほどかけてお小遣いの中から完済。今まで家計管理に無頓着だった夫も、今回のことで節約を意識して協力してくれるようになりました。
夫婦の信頼関係を築くのには時間がかかるけれど、崩れるのは一瞬だと実感した出来事でした。しかし、この経験を通して、夫とお金に対する価値観のすり合わせができたように感じます。夫婦で同じ方向を向いて歩んでいきたいと思いました。
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著者:田中はぐみ
2020年生まれの男の子のママ。福祉関連の資格を多数所持。主に福祉や子育てに関する記事を中心に執筆している。