その後、ヒナタとモネの仲を誤解する出来事が起きてしまい、ユリは実家に帰ってしまいます。ヒナタはモネになぜユリを傷つけたのか理由を尋ると、学生時代、"自分が過去に自分が好きになった人はみんなユリのことを好きになってしまっていた"というつらい経験を語り始めたモネ。
次第にユリへの嫉妬心が大きくなっていき、「信頼している自分が裏切ったと知ったとき、どういう顔をするのか見てみたくなった」と動機をすべて話すと、モネは同じサークルだったヒナタのことを「ずっと好きだった」と告白しました。加えて、ヒナタが酔いつぶれていたあの日の出来事を話し始めるのですが、結局ホテルで2人きりになっても、ヒナタは最後まで気持ちが揺らぐことはなく、ユリの好きな所をずっと喋っていたのでした。
夫はずーっと妻の好きなところを喋り続けて…
「うちの奥さんはすっごく素敵な人なんです~。
物事をなんでもポジティブに捉えられる人で~」
ヒナタの話を聞いて、正気に戻るモネ。
(知ってる。私もぜーんぶ知ってるよ)
(ヒナタくんより私のほうが
ユリと一緒に過ごした期間は長いんだから。
私のほうがユリのいいところいっぱい知ってるんだよ)
そして、モネはうつ向くと、
"それくらいしかあなたに勝るものがない"
そんなことを考えていたのでした。
◇ ◇ ◇
モネとヒナタとユリは複雑な三角関係だなと思いました。モネがヒナタではなく、別の人を好きになっていれば、こんな悲しい苦しい思いもしなかったと思うのですが、なかなかうまくいかないものですね。モネ自身も正直にヒナタとユリの仲を応援できなかった自分に対して、罪悪感があったのではないでしょうか。