生理中はいつも体がだるい私
「はあ……」と、ため息から始まる生理期間。おなかが痛いだけなら鎮痛薬を飲めばなんとか動けます。しかし、生理痛が重いだけでなく倦怠感やめまい、ふらつきなどの不調もあり、さらには経血量も多いほうなので、私は生理にいいイメージがありません。どうしてもベッドから動くのがつらいときもあります。
朝に起きたらまず子どもと夫のお弁当を作り、洗濯機を回してから仕事を始めます。そして仕事が終わったら掃除機をかけつつ洗濯物を取り込み、夜ごはんの準備もしなければなりません。生理期間中の私は憂うつになりながらも、重くてだるい体を無理やり動かしてこれらをなんとかこなします。「ママ、大丈夫?」と、夫と子どもに心配されてしまうことも多くあります。
家事も仕事もあとでいいや
生理中のある日、倦怠感がひどいので「お弁当と朝食だけ用意したらちょっと休憩しよう」と思い、そのときは仕事や家事に加えて、子どもの幼稚園の役員会まわりの仕事もあったのですが、それらをすべて後回しにして、リビングのソファでゴロゴロすることにしました。このときほどフリーランスでよかったと思ったことはありません。
とはいえ仕事はしなければなりませんし、役員会の仕事にも納期があるため、ずっとダラダラしているわけにもいきません。しかし、このときの私はどうしても動きたくありませんでした。
そこで、私は「今日は生理でつらいし無理せず過ごそう」と自分の中で言い訳をして、睡眠を取ったりスマホゲームをしたりと、子どもの幼稚園のお迎えの時間まで現実逃避をすることにしたのです。
すべてを後回しにした結果…
少し睡眠を取ったおかげか倦怠感が軽くなった私は、幼稚園に子どもを迎えに行くことに。そして子どもを連れて帰宅したのですが……大量に残っている家事にどんどんくる仕事の依頼、納期が迫っている役員会のことなど、そこにはあまりにも過酷な現実が待っていました。
後回しにした結果、今すぐすべてを片付けなければならない状況に陥ってしまったのです。私は先に家事を片付けてから急いで仕事をこなし、最後に役員会の作業に取りかかりました。
しかし、役員会の仕事が思っていたよりも大変で、なかなか終わりが見えません。そんなときに子どもから「ママー! おなかすいた!」と声をかけられ、夕飯作りを優先させなければならない状況に。
こんなことになるなら、だるくても頑張って先に作業を終わらせておけばよかったかも……と、私はひどく後悔したのでした。
生理中は体を休めたほうがいいというのはわかっていますが、やらなければいけないことが溜まっている状態でゴロゴロしてしまうと、あとで後悔することもあると学んだ出来事です。来月は生理前に仕事と役員のことをできるだけ終わらせておこうと、後悔しないために生理に備えようと誓った経験でした。
著者/花山 花子
監修/助産師 松田玲子
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