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免疫サポート&アンチエイジングにもなる!冬にとりたい栄養素4つとその効果【医師解説】

気温が下がり乾燥する冬は、さまざまな感染症が流行しやすく、美容面でも注意が必要な時期です。免疫力をしっかりつけてイキイキと過ごすためには、栄養面でどんなことに気を付けるべきなのでしょうか。予防医学と分子栄養学に詳しい黒田愛美先生によれば、免疫サポートはもちろんアンチエイジングにも良い栄養素があるといいます。どんな栄養素なのか、また、どのようにとるのが良いのかを聞きました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師黒田 あいみ 先生

美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic医師(東京都中央区銀座4丁⽬2-17 銀座111レジャービル13階)。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。
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冬の季節、特にとりたい4つの栄養素は?

POINT

1. 免疫バランスを整えるビタミンD

2. 美容効果も高いビタミンC

3. 免疫サポートをより活性化させる亜鉛

4. 抗酸化作用のあるセレン

 

免疫バランスを整えるビタミンD

鮭

 

黒田先生が挙げたのは4つの栄養素。中でも40代以降の女性は、ビタミンDとビタミンCはより積極的にとりたい栄養素だといいます。まず、ビタミンDはどんな健康効果が期待できるのでしょうか。

 

「免疫は過剰になるとアレルギー反応などが出ることがあり、低すぎると感染症にかかりやすくなります。ビタミンDは免疫反応を調整して体のバランスを整える効果があります。ビタミンDを多く含む食品としては鮭、サバの水煮、しらす干し、干ししいたけなどがあります。推奨摂取量は1000IUとされています」(黒田先生)。

 

ビタミンDは紫外線を浴びると体内で生成されることがわかっていますが、効果的な紫外線の浴び方はあるのでしょうか。

 

「ビタミンDは紫外線を浴びることでもとることができます。ただ、紫外線からとれるビタミンDは食品に比べるとごくわずかではあります」(黒田先生)。

 

紫外線を浴びると、シワやシミが気になる人も多いと思いますが……。

 

「ビタミンDを紫外線から吸収するときは、肌の露出が多いほど効果的ですが、手のひらを日光に当てるだけも良いですよ。 なお、多くの日焼け止めクリームは、紫外線から得られるビタミンDの生成も一緒に阻害してしまいます。紫外線をカットしながらビタミンDの生成は阻害しない『ソーラーD』という日焼け止めクリームもあるので、チェックしてみても良いでしょう」(黒田先生)。

 

美容効果も高いビタミンC

果物

 

ビタミンCは免疫サポートだけでなく美容効果も高い栄養素だといいます。

 

ビタミンCは抗酸化作用と疲労回復、美肌効果が非常に高いのが特徴で、免疫力をサポートしたり、傷を治りやすくしたりする効果もあります。ブロッコリー、キウイ、キャベツなどに多く含まれます」(黒田先生)。

 

そして、ビタミンCは摂取量で効果が変わるそうです。

 

「例えば、傷を治りやすくするなら1日100mg、風邪予防なら1~10g、疲労回復(副腎疲労回復)なら10gくらいとると良いとされています。私は体調によって1日3~10gとるようにしています」(黒田先生)。

 

より免疫を強化したいなら亜鉛、セレンもチェック

貝類

 

亜鉛は聞いたことがありますが、セレンという栄養素は聞き慣れない人も多いのではないでしょうか。

 

セレンは、人間にとって必要不可欠な5大栄養素・ミネラルの1つです。体内のサビつきの原因となる活性酸素から体を守り、体の内側から若々しさを保ちます。かつおやかつお節、ほたて、たらこなどに多く含まれます。

 

亜鉛は細胞の代謝を活発にして免疫力をサポートする働きがあります。かきや豚レバー、アーモンドなどに多く含まれます」(黒田先生)。

 

この4つの栄養素以外にも、乳酸菌や食物繊維を積極的にとると効果的だそうです。次の章では、栄養素のより効果的な摂取方法を紹介します。

 

 

栄養の摂取はサプリメントが効果的

ビタミンDのイメージ

 

ビタミンDの推奨摂取量は1000IU、ビタミンCも風邪予防なら1g以上ということですが、この量は食事からだけで摂取するのは難しいそうです。

 

「食べ物からとることはとても大切ですが、摂取できる量は限られています。サプリメントなら必要な栄養素を効率的に、かつ日々の摂取量を自分で確実に把握することができます。ただし、サプリメントなら何でも良いというわけではありません。選ぶときは目的成分の量や添加物がどのくらい含まれているかなどをチェックすることが大切です。

 

信頼できるメーカーの商品を選ぶことも重要です。できれば栄養外来のあるクリニックでサプリメントを処方してもらうほうが確実です」(黒田先生)。

 

まとめ

忙しい毎日を送る中、「できるだけ」食事の栄養バランスには気を付けたいと思いつつも、完璧にはなかなかいかないもの。食べるものに気を付けながら、サプリメントをじょうずに活用することは健康維持、アンチエイジングにつながるということでした。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

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取材・文/mido

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