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「温めておいてくれる?」帰宅が遅くなったので食事の用意を夫に頼んだ結果、まさかの事態にあ然…!

私の夫は普段からよく家事をしてくれて、とても頼りになる人なのですが、こと細かに説明しないと家事ができない、という唯一かつ最大の欠点があります。けれども温めるぐらいできると思ったのです。まさかこんなことになるとは思いもしませんでした……。

 

夫にコロッケの温めを頼んだが…

以前私と子どもたちの帰宅が遅くなり、慌ててお風呂に入るという状況で、夫にコロッケの温めを頼んだことがありました。わが家のコロッケの温め方にはこだわりがあり、アルミホイルの上に乗せたコロッケに霧吹きで水をかけてからトーストしています。そうすると、コロッケの生地がカリっと仕上がっておいしいのです。

 

いつもやっている温め方だし、夫も私のやり方を見ているだろうと思い「コロッケに霧吹きして温めといてー!」と指示して私と子どもたちはお風呂に入りました。今から思えば、そのときの夫の「う、うん」という自信なさげな声に気付けばよかったのですが、そのときの私は急いでいて、そんなことには気づきませんでした……。

 

 

まさかの状況に呆然…

急いでお風呂から上がってさあごはん! というときに、食卓に並んだコロッケを見てびっくり!! ボロボロになって水びたしになったコロッケが並んでいたのです! 夫に訳をきくと、コロッケに霧吹きをした後、なんとレンジで長い時間温めたらしく、コロッケは庫内で大爆発。

 

しかも霧吹きの水でコロッケはベチャベチャです。あまりのことに夫はがっくりうなだれており、私もそれを見て笑ってしまいました。子どもたちも爆発コロッケを見て大爆笑です。結局、夕飯は爆発コロッケをパンに乗せた、コロッケパンになりました。

 

 

急いでいるときに失敗するとイライラしてしまいますが、そんなときこそ笑い飛ばして明るくいたいなと感じました。そして次から夫には、1から10まで温めの手順を説明しようと心に決めました。

 

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イラスト/はたこ


著者:中野 迷子

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