夫にコロッケの温めを頼んだが…
以前私と子どもたちの帰宅が遅くなり、慌ててお風呂に入るという状況で、夫にコロッケの温めを頼んだことがありました。わが家のコロッケの温め方にはこだわりがあり、アルミホイルの上に乗せたコロッケに霧吹きで水をかけてからトーストしています。そうすると、コロッケの生地がカリっと仕上がっておいしいのです。
いつもやっている温め方だし、夫も私のやり方を見ているだろうと思い「コロッケに霧吹きして温めといてー!」と指示して私と子どもたちはお風呂に入りました。今から思えば、そのときの夫の「う、うん」という自信なさげな声に気付けばよかったのですが、そのときの私は急いでいて、そんなことには気づきませんでした……。
まさかの状況に呆然…
急いでお風呂から上がってさあごはん! というときに、食卓に並んだコロッケを見てびっくり!! ボロボロになって水びたしになったコロッケが並んでいたのです! 夫に訳をきくと、コロッケに霧吹きをした後、なんとレンジで長い時間温めたらしく、コロッケは庫内で大爆発。
しかも霧吹きの水でコロッケはベチャベチャです。あまりのことに夫はがっくりうなだれており、私もそれを見て笑ってしまいました。子どもたちも爆発コロッケを見て大爆笑です。結局、夕飯は爆発コロッケをパンに乗せた、コロッケパンになりました。
急いでいるときに失敗するとイライラしてしまいますが、そんなときこそ笑い飛ばして明るくいたいなと感じました。そして次から夫には、1から10まで温めの手順を説明しようと心に決めました。
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イラスト/はたこ
著者:中野 迷子
2015年、2019年生まれの女の子の母。義両親トラブルと、ママ友トラブルに悩む。特技はビオラ、鉛筆画、イタリアンのレシピ再現。趣味はライブ、Fゲーム、子連れで遊べる場所の発掘。