その後、ユリがヒナタとモネの仲を誤解する出来事が起きてしまい、怒ったユリは実家に帰ってしまいました。ユリはこれまでのヒナタの怪しい行動を全部両親に話すと、父親は「ヒナタ君とは離婚しなさい」と言ってきたのです。
その言葉に対してユリが困惑した表情を浮かべていると、突然スマホの着信が鳴り出しました。電話に出ると相手は病院の関係者からで、ヒナタが事故に遭ったことを告げられました。
ユリが慌てて病院へ向かうとそこにはモネの姿がありました。モネは「ヒナタ君がこうなったのも私のせいだから」と言い出し、詳しい状況を説明すると「ごめんなさい」と泣きながら謝罪しました。ユリはそんなモネに対して、「今日はもう帰って」と言うと、「ヒナタのことだけ考えたい」と率直な気持ちを伝えたのでした。
モネは無言で立ち去ると、ヒナタのことだけに集中するユリ。翌朝目を覚ますと、モネの所へ向かいました。チャイムを鳴らし、モネが出てくると「今話せる?」と言ったのですが…?
重い空気が流れる中、口を開いたのは…
ユリを家にあげると、お茶を出すモネ。
2人の重い空気が流れる中、
先に口を開いたのはユリでした。
「時間作ってくれてありがとう。
突然押しかけたのに……」
すると、モネは「なにそれ」と反応。
「こんなことがあったのにお礼を言うなんて!!」
「まだいい子キャラを演じようとするんだね!?」
思わず声を荒らげてユリに嚙みついてしまうのでした。
◇ ◇ ◇
モネは自分がヒナタを事故に遭わせてしまったことに負い目を感じていたのでしょう。「そんな自分にユリがお礼を言うなんてあり得ない!」ユリの言葉を聞いて、そんな風に思ったのではないでしょうか。決していい子キャラを演じているわけではなく、それがユリの人柄なのだと思うのですが、モネは後ろめたさを感じていたからこそ、彼女の言葉が癇に障ってしまったのかもしれません。