「もしもし？」生理中に出張中の彼氏から電話→まさかの言葉が飛び出して…！？

 

 

生理症状が重い私は、時に立っていられないほどのおなかの痛みを感じることがあります。この日は心身ともにつらかったため家事も手につきませんでした。そんなとき、出張中の彼から電話がかかってきました。今電話に出たら、生理中のイライラで彼に強く当たってしまうかも……と思ったのですが、彼と話したい気持ちもあったため、私は電話に出ることに。

 

すると彼は「おなか大丈夫？ つらいよね。ごはんとか食べられてる？」とやさしい言葉をかけてくれました。私を心配してくれるあまり過保護のようになっている彼の様子に、私は思わずクスッと笑ってしまいました。

 

電話中、彼から「生理が重いのに一緒にいられなくてごめん。体をさすってあげたいし、ごはんも作ってあげたいのに！」と言われ、私はさらにうれしくなりました。私を心配するだけでなく、一緒にいられないことを悲しんでくれたからです。

 

彼に「ありがとう。大好きだよ」と伝えて、幸せな気持ちを噛みしめました。生理中はなるべく人とかかわりたくないと思うことが多い私ですが、好きな人との電話は自然と心が落ち着きました。

 

その翌日、出張を終えた彼から「今から会いに行ってもいい？」と連絡がきました。いいよ、と答えたのですが、家事や掃除ができておらず、洗濯物や洗っていない食器がたまっている状態でした。「引かれたらどうしよう」と心配をしている間に、彼氏が到着したのですが、何やら大きな袋を持っていって……。

 

大きな袋の中には出張のお土産と、カイロやレトルト食品、温かいお茶が入っていました。生理中の私のために買ってきてくれたようなのです。

 

「何がいいかわからなかったから、ネットで調べて選んできた」と照れくさそうにしている彼に抱きつき、「ありがとう。私は幸せ者だよ！ 出張もお疲れさま」と伝えました。

 

さらに、家事や部屋の掃除まで手伝ってくれて、今までで一番幸せな生理期間を過ごしました。

 

 

生理中の私のために、自分にできることを考えて行動してくれた彼。女性によっては「生理中はそっとしておいてほしい」と思う方もいるかもしれませんが、私は好きな人といるほうが心も体も元気になるようです。生理の日でも彼と楽しい時間を過ごせたらいいな、と思います。

 

 

著者／あすまる
イラスト／まっふ
監修／助産師 松田玲子