初めての3人生活がスタート
娘を出産した時期がちょうど夫の仕事の繁忙期だったため、産後1カ月半は私の実家で過ごすことに。その間、夫は仕事が忙しく、4回ほど数時間だけ会いに来るのが精いっぱいでした。
仕事が一段落したタイミングで夫が2週間の育児休暇をもらえることになり、家族3人での生活がスタートしました。
娘のお世話に張り切る夫
夫はおむつの替え方や入浴方法を事前に調べていて、「僕もしっかりお父さんになる」と張り切って育児に取り組んでくれていました。そんなある朝、私が寝坊をすると、「娘の保湿と着替えを終わらせたよ」とドヤ顔で報告してきた夫。
夫にお礼を伝え、娘を見ると……なんだか首元がきつそう。確認すると、娘の服が前後逆になっていました。柄と形でわかるでしょと思いながら、直そうとすると……。
「えっ! こっちも!?」
なんと服だけでなく、おむつ(パンツタイプ)も前後逆になっていたのです。
うんち漏れが続いて、パンツタイプを試し始めたところだったのでわかりにくかったのかなと思いましたが、夫いわく、服のデザインはよくわからなくて、おむつに前後の表記があることを知らなかったとのこと。始めはイラッとしましたが、夫はきっと焦りながらも一生懸命育児をしてくれているんだと思い、私はだんだん笑えてきたのでした。
これ以降も服やおむつが前後逆になっていたので、何度か指摘しましたが、度々繰り返す夫。しまいには自分のインナーシャツも前後逆に着ていました。私に余裕がないときはイラッとすることもありますが、一生懸命育児に関わろうとしてくれる夫の少し抜けている一面だと、笑って済ますようにしています。
「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。
監修/助産師 松田玲子
イラスト/森田家
著者:下川 美悠
2022年に不妊治療の末に長女を出産。理学療法士として病院勤務。現在は育休中で日々ワンオペ育児に奮闘中。長女の妊娠中や出産後のつらかったことや楽しかったことなど自身の体験を執筆している。