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上の階から突然「ドン!」という物音→つわりで音がつらかった私は、意を決して、手紙で伝えることに。すると…!?

結婚と同時に引っ越したアパートの部屋は、上の階に元気なお子さんが2人いるご家族でした。駐車場などで見かければあいさつをする程度でしたが、穏やかで感じのよいご近所さんに安心していた私。しかし、ある日から騒音に悩むようになりました。そして私はそのことを伝えることにしたのです。すると――。

 

元気な足音は我慢できた

お子さんが2人いるということで、上の階の方から「うるさいかもしれません」と言われていました。走りまわっているような足音や泣き声には「今日も元気だなあ」と微笑ましく思いながら、「子どもができたらこんな感じなのかな」と幸せな妄想をしていた私。当時は私も夫も仕事で夜に帰宅する生活だったので、特に気にならずに過ごしていました。

 

つわりで横になっているときに「ドン!」

新居での生活に慣れたころ、妊娠がわかり、私はひどいつわりに悩まされることになりました。仕事をすることもできず、1日中横になっていることしかできない私。そんなある日、突然、上の階から「ドン!」という物音が……。

 

「きっと上の人が何か落としたのかもしれない」と思っていると、そのあと何度もドスンドスンという音がします。どうやら、お子さんが何かから飛び降りているような音なのです。

 

 

耐えかねて直接、上の階の人に言うことに

つわり中は聴覚が過敏になっていたこともあり、その大きな音はとてもつらく、手紙を通して上の階の人に伝えました。後日、丁寧な謝罪もあり一時的には収まったのですが、すぐにドン!……。

 

あまりにも大きな音だったので、その後も何度かこちらから「せめて飛び降りるのだけでもやめてほしい」と伝えましたが、今度は歩けるようになった下の子も一緒に飛び降りるようになり……。こちらがあきらめる形になりました。


 

その後、上の階の方は転居。引っ越し当日に玄関先で会ったにもかかわらず、いっさいあいさつなどはありませんでした。気まずさがあったのかもしれませんが、なんだか少し悲しい気持ちに……。その後、息子が生まれたわが家。息子がジャンプを習得したと同時に、音の出ないクッションタイプのトランポリンを導入しました。わが家は1階ですが、お隣に響くといけないので、さらにジョイントマットで対策。モヤモヤも残る一件でしたが、反面教師になった経験でした。

 

 

イラスト/まげよ


著者:畑野ナツミ

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