準備万全で初デート
憧れの彼との初デートを前に、絶対に成功させたいと思っていた私は、数週間前から高級美容液で肌の調子を整え、前日は睡眠時間もばっちり確保。その甲斐あってか、私の肌はハリのある艶肌になっていて、自分でも鏡の前でうっとりするほどでした。
人気のメイク法をあらかじめチェックしていたので、いつも以上に時間をかけてフルメイクをしました。いつもと印象が違うと思われるかもしれないと少しの不安はありましたが、鏡に映る私は完ぺきな状態だと思ったので、意気揚々と家を出たのです。
バッチリメイクをしたはずが…
しかし、電車の遅滞が発生。デートに遅刻すると焦った私は彼に連絡しました。すると彼は既に到着していたのです。
待ち合わせ場所の駅には予定より20分ほど遅れて到着して、私は長く待たせてしまった彼のことが気になり、「初デートなのに最悪!」と全力疾走で待ち合わせ場所へ。彼と合流し遅れたことを謝ると、彼は「電車の遅延だから仕方ないよ。そういえば、いつもと雰囲気が違うね」と私を見て言います。
メイクを頑張ったからかな?とはじめは思っていたのですが、そのあと食事をしたレストランのトイレで彼の言葉の意味を知ることになります。なりふり構わず走り、汗だくになった私は顔をハンカチで拭いていました。その結果、眉毛は半分消えかかり、口紅はほぼ落ちていてメイクがよれよれのマヌケ顔になっていたのです。バッチリメイクが仇となり、メイクが崩れた部分が悪目立ちしていました。
いつもなら人と会う前にコンパクトミラーでメイクやヘアスタイルを確認しますが、このときは彼を待たせていることが気がかりすぎて慌てていた私。彼はあまり気にせずにいてくれましたが、待ち焦がれていたデートだったからこそ、私にとっては残念な思い出となってしまいました。
著者/菅田美穂
イラスト/藤まる
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