抜けている彼と交際
当時お付き合いしていた彼とは、レンタルビデオ店のアルバイトで知り合いました。彼はドジな人で、よく店長から怒られていたのですが、映画やゲームの知識がとても豊富で私は尊敬していました。
そんなある日のこと。たまたま彼と休憩時間が一緒になり、お昼ご飯を一緒に食べていると、彼が持参していたお弁当の中身がグチャグチャだったのです。驚いた私が彼に理由を聞くと、「バスに乗っているときにお弁当を入れたバッグを落としてしまって……」と言います。なんとも彼らしいエピソードで、私は思わず笑ってしまいました。
お弁当の中身がぐちゃぐちゃで少し落ち込んでいる彼に、持ってきていたサンドイッチを半分渡しました。その日をきっかけに彼とよく遊ぶようになり、彼から告白され付き合うことに。
あまりのだらしなさに驚き
彼はデートに遅刻したり財布を忘れたりすることも日常茶飯事。ほかにも、彼の家に遊びに行き冷蔵庫を開けたとき、賞味期限切れの食品がたくさん入っていたのには驚きました。もともと少しだらしない男性がかわいいと思っていた私でも、だんだんと彼のだらしなさには呆れるように……。
けれども、彼自身には愛情があり別れることもなく、次第に私は「私がいないと彼はもっとダメになる」と考えるようにになっていたのです。彼の失敗をフォローするたびに「私は頼りにされている」と思っていました。
彼からプロポーズ?!
彼と交際して、1年が経ったころ。相変わらずドジでだらしない彼に呆れながらも、私たちは楽しく日々を過ごしていました。そんなある日、彼から「もし良かったら、ずっと側にいてほしい」と言われます。
ほとんどプロポーズに近い言葉に、私はうれしさを感じつつも彼と人生を共にすることに一抹の不安を感じました。結婚後もずっと彼のフォローをし続けなくてはいけないと思うと気が重く、彼との結婚生活を思い浮かべることができなかったからです。
私は「まだ結婚は早いんじゃないかな」と返すと、彼はかなり不満そうな様子。そこで、どうして結婚したいのか理由を聞くと、彼から「だって、一緒に住んだほうが何かと便利だから」と言われたのです。私は、あまりのショックでしばらく立ち直れませんでした。
私は、ずっと彼のために一生懸命尽くしていると思っていて、それが愛情だと感じていました。けれど、彼は私を「自分の面倒を見てくれる便利な人」としか思っていなかったのでしょう。思いがここまですれ違ってしまっては、交際を続けることはできません。その後彼とは破局。私自身、世話を焼きすぎた自覚があるので、これからはフラットな関係でいられるような恋愛をしようと心に誓いました。
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著者/堺まなみ
作画/ちゃこ
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