彼の癖とは?
当時付き合っていた彼は、大学内では知的でクールな感じなのですが、家で2人きりになると年下らしい甘えん坊に。そんなところがかわいいなと思っていたのですが、私は彼のある癖に困っていました。
それは、腕や肩にかみついてくることです。はじめは、じゃれ合いの延長で軽くかまれていただけでしたが、だんだんとエスカレートし、腕や肩に痕がつくほど強くかまれるように。さすがに困った私は「ちょっと、やめて! 痛いよ!」と注意をしたのですが、彼は一向にやめてくれませんでした。
理由を聞いてみることに
そんな日々が続き、私の体には彼にかまれた痕があちこちに……。痕を隠すのが大変になってきた私は、「なんでかむの?」と彼に聞きました。すると、「えっ愛情表現だよ」とあっさり言ってきたのです。
「どんなに痛がっていてもやめてくれないのに。それは愛情表現なの?」疑問に思った私。けれど、恋に盲目状態だったため、「そんなに私のことを好きでいてくれているのなら」と彼の癖を受け入れてしまったのでした。
その後、彼とは他の原因でケンカになり破局。彼以外の男性と付き合ったとき、「あっかみついてこないんだ!」と軽い衝撃を受けたことを今でも覚えています。また、好きな人からは痛いことをされてもいいと思うのは、間違っていたんだなと気がつきました。
かみ癖のある彼と付き合っていた私。痛みを感じるほど強くかまれて嫌だったのに、彼から「愛情表現」と言われ受け入れてしまいました。できることなら、当時の私に「痛みは愛情表現なんかじゃないよ!」と強く言い聞かせたいです。
著者/椎葉 ゆう
作画/しお
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