ネチネチと質問してくる男性
最初に紹介するのは、お見合いの席で女性を泣かせてしまった男性『Aさん』のエピソードです。
女性は数カ月前に元カレと別れたばかり。お互いに好きな気持ちはあったものの、彼の宗教が原因で結婚は無理と判断し、泣く泣く別れる決断をしたそうです。元カレと別れた女性はその後、新しい出会いを求めて結婚相談所に登録したのですが……そこで出会ったのがAさんでした。
女性が嫌がっているにもかかわらず、Aさんはお見合いの席で「どうしてその歳になっても結婚してないの?」「なんで元カレと別れたの?」「今まで結婚しようと思った男性はいなかったの?」などと質問攻めにしたそうです。
えむを得ない理由で元カレと別れた女性は、Aさんの無神経な質問に答える気になれず、精神的につらくなってきてしまいます。そこで、女性は話題を切り替えようと、Aさんに逆質問をしたり別の話を振ったりと自分なりに努力したのですが……それでもAさんはニヤニヤとしながら「ねぇねぇ、結局元カレとは結婚を考えなかったの?」と、諦めずにネチネチと質問してきたそうです。
解散後、女性はもちろんAさんとの交際をお断り。女性は結婚相談所のカウンセラーに「あの人の顔を思い出すだけでも嫌な気分になります」とこぼしたらしく、今回のお見合いのせいで「次もああいう人が来たらどうしよう」と、男性とお見合いするのが少しトラウマになってしまったそうです。
メモ帳とペンを取り出した男性
次に紹介するのは、まるで面接官のような振る舞いをする男性『Bさん』のエピソードです。
お見合いで席に着くなり、カバンからメモ帳とペンを取り出して「じゃあ質問を開始しますね!」と、にこやかに告げたBさん。女性はポカーンとしながらも「はい」と答えます。
すると、そのあとの女性を待っていたのは長時間にわたる質疑応答タイムでした。「自炊はどのくらいの頻度でしますか?」から始まり、「動物アレルギーはありますか?」「初対面の方ともすぐに仲良くなれるタイプですか?」など、Bさんが用意した質問の数はなんと100個にも及んだそうです。これに対して女性は疑問を抱きながらも、Bさんが指定した一問一答形式に則り、きちんと回答していったとのこと。
ちなみに、驚くべきことに、女性が答えるたびにBさんはノートに丸や三角、バツなどのマークを書き込んでいたそうです……。この時点で、女性は自分が評価されているとはっきり自覚できますよね。嫌な気分になるはずなのに、Bさんに付き合って最後まで回答した女性の心の広さには、思わず脱帽してしまいます。
そして、最後にはとんでもない展開が待っていました。
100個めの質問が終わった瞬間、Bさんは満面の笑みを浮かべて「おめでとうございます!! あなたは合格です!!」と告げたそう。
Bさんからすれば、女性のことを細部まで知れて大満足のお見合いだったのでしょうが、女性はただ自分のことを答えただけで、今回のお見合いでBさんの情報は何も得られませんでしたよね。
その後、女性はもちろんBさんとの交際をお断りしたそうです。
今回は、結婚相談所のお見合いの席で女性が体験した最悪なエピソードを2つ紹介しました。
現在進行形で婚活をされている男性は、相手を困らせたり高圧的な態度を取ったりしていないか、今一度、これまでの自分の振る舞いを振り返ってみましょう。自分だけが選ぶ側ではないのだと自覚しておくことが大切です。これから婚活を始められる方はお見合いを成功させるためにも、相手に対して思いやりの心を持っておくことが大切だと覚えておくといいかもしれません。
イラスト/にしこ
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