おこさんが小さい頃に熱性けいれんを体験された方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
けいれんを起こした場合まずやるべきことはなにかを覚えておきましょう。
Q. 熱性けいれんの対処法はなに?まず家で様子を見るべきですか?
1歳の子が、最近熱性けいれんを起こしました。そのときは慌てて救急車を呼んだのですが、家庭で様子を見るべきだったのでしょうか? 次にけいれんを起こしたら、具体的に何をすればいいのでしょうか?
A.あわてず観察することが最優先です。
2015年に「熱性けいれんガイドライン」が改定されました。それによると、「てんかんに罹ったことのない6ヶ月から5歳の子どもが、38度以上の発熱とともに起こすけいれんで、その原因が明らかでないもの」が、熱性けいれんの特徴です。熱性けいれんは単純型と複雑型に分けられますが、その大部分は単純型で、全身のふるえは15分以内、なかでも数分間で治まるケースが圧倒的です。次に、けいれんを起こしたときの自宅での対応についてですが、重要なのは「あわてず、よく観察すること」です。お子さんを寝かせて首の周りを緩め、楽に呼吸ができる姿勢をとらせてください。そして、発作の持続時間の確認、左右差の有無、体温の観察をお願いします。発作が10分以上続く、けいれんが左右不対称、けいれん後に麻痺がある、意識がはっきりしていない、といった症状を確認したら、すぐに医療機関を受診してください。 (回答/三石知左子先生)
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