とっさにビールジョッキをつかんで皆にかけ、ドアへ向かったリンさん。カラオケ店の人がウーロン茶を届けに来た横をすり抜け、逃げ出しました。それから毎晩のように家の前に男たちが集まり大騒ぎ。リンさんの心が限界に近づいてきたころ、母親から「何でアンタは……産まなきゃよかったわ」と言われたのです。
そして、ハナさんのことについても……。
ハナはずっと偵察していたのか…
母は、「何でアンタは……産まなきゃよかったわ」と言った後、「ハナって子を連れてきたりして。家の中をジロジロ見てさ、うちのことを偵察されているとも知らずに……」と言いました。
ハナはずっと偵察していたのかと、そのとき気付きました。
だから親がきたとき「娘から聞いている」って言っていたのです。
「親は関係ない、親友だ」と思っていたのは私だけだったのです。
親には、親の不倫のせいで学校でつらい目に遭っていることは言っていませんでした。
言ったら家族が壊れると思ったから。
誰にも頼れない、相談できない、私はいつも1人ぼっち……。
そう思って落ち込んでいると、母が「皆が反対していた望まれない子を産んであげたのに」と。
その言葉で、今まで我慢していた気持ちの糸がプツンと切れてしまいました。
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親友と思っていたハナさんにはめられ、男子たちには毎晩のように家に押しかけられ、さらに母親にここまで言われてしまっては、リンさんがキレるのも無理はないですね。
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