せっかくの旅行、天気が悪いと気分が落ち込みますが、実際問題として、雨の中、小さな子どもを連れての観光はなかなか大変です。今回、梅雨時期の旅行だったため、雨でも子どもが退屈しない、ということも選択肢のひとつとして「リゾナーレ熱海」を選びました。結果、天気には恵まれたのですが、熱海の街を無理に観光することなく、子どもを楽しませることができました。
小さな子どもがおおよろこび!キッズルーム
部屋だけでなく、リゾート全体が熱海市街と海を望める開放感あふれる仕様になっているので、窮屈さはまったく感じないリゾナーレ熱海ですが、子どものためのキッズルームも例外ではありません。
部屋の片面いっぱいに広がった窓は、もちろんオーシャンビュー。ぜいたくな空間でボールプール、小さな子ども用のクライミングウォール、すべり台を楽しめます。チェックイン前にも遊ばせることができたので、早めに着いても娘は退屈することなく、チェックインまで過ごすことができました。チェックインの時間が来ても、「まだ遊びたい」と駄々をこねたほど!
小さな子ども用もある温水プール
館内にある室内プールは温水なので、冷たさを気にすることなく入ることができます。プールは2つあり、小さな子ども用の水深40mのプールには、滑り台もついていました。無料で、ビート板や浮き輪、水中メガネも貸し出してくれました。
プール自体はそれほど広くはありませんが、小さな子が楽しむにはじゅうぶんな広さ。水遊びが大好きで、水の中でバタ足をしたい娘は大よろこび!
私がひとつ大失敗したのは、自分用の水着を忘れたこと……。500円で貸し出ししてくれますが、子どもをプールに入れようと思っているのであれば、自分が泳ぐ気がなくても自分用の水着も忘れずに……。
ちょっとお高いが、子ども用メニューもばっちり
高台にあるため、自家用車で来ていないかぎり市街まで行くのはちょっと大変な「リゾナーレ熱海」。自然と館内のレストランで食事をとることになります。レストランも3歳以下は無料。離乳食も無料で用意してくれます。
私が行ったのは、2つあるレストランのうち、ビュッフェスタイルの「スタジオビュッフェ もぐもぐ」。子ども用のカレーやハンバーグ、お箸やお皿などの食器も用意されているので、こちらも小さな子連れでも安心でした。
大人でも楽しめるメニューがたくさんあり、熱海名物の釜揚げしらす丼などの料理も。けれど、ひとり5,800円で飲み物代は別なので、安くはありません。おなかを空かせていくか、もしあまり量を食べないご家庭なのであれば、熱海市街で食べ物を調達して部屋で食べるのがいいかもしれません。
館内では子どもがじゅうぶんに楽しめました。今回、私は両親も連れて行きましたが、両親は娘が遊んでいる間、温泉に入ったり、広い部屋でゆったりくつろいだり。子どもたちで騒がしい様子もなく、3世代旅行にもおすすめだと感じました。(TEXT:ヒロコ ラメッシェ)