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「若々しい」と「若作り」は違う!露出度の高いギャルファッションにこだわったアラフィフの悲劇とは

「いつまでも若々しくいること」を「若い格好をすること」と勘違いしたアラフィフの友人。私たちの「年相応の格好にしなよ」という言葉に一切耳を貸さず、10代~20代向けプチプラファッションブランドの露出の高い服ばかりを好んで着ていました。そんな彼女がとあるカフェで遭遇した悲劇とは……。

 

「お若いですね」と言われることが生きがいの友人

「若々しい」と「若作り」は違う!露出度の高いギャルファッションにこだわったアラフィフの悲劇とは

 

 

「若々しい」と「若作り」は違う!露出度の高いギャルファッションにこだわったアラフィフの悲劇とは

 

私には、高校時代から仲の良い5人の友人グループがあります。そのうちの1人は気ままな独身生活を謳歌(おうか)している歯科医師。彼女は20代のころから体重と洋服のサイズが一切変わっていないことが自慢。たしかに食べるものに気を配ったり、週に3回ピラティスやジムに通ったりとそれ相応の努力をしているため、私たち主婦とは比べ物にならないくらい若々しさを維持しています。

 

彼女の口癖は「40歳を超えた女は時間とお金をかけてなんぼ」。月に1度のランチ会ではいつもセンスの良いハイブランドの洋服やアクセサリーに身を包んだ華やかな彼女が主役。彼女が繰り広げる「若い男の子にナンパされた」とか「患者さんにデートに誘われた」といった私たちには縁遠くなった話や、ファッションや美容に関する話は、ため息が出るほど魅力的で「やっぱりキャリアウーマンは違うわね」なんてうらやましく思っていたものです。

 

そんな彼女は、美容院や洋服店の店員さんに、あえて「アラフィフなのよ」と伝えるのが大好き。「そこでみんなが『見えない!お若いですね!』と言ってくれる瞬間が最高に気持ちいいのよ」などとうそぶくのです。

 

 

歯科助手のひと言が迷走の始まり

7月のある日のこと。恒例のランチ会に登場した彼女の姿にみんなびっくり! なんといつものハイブランドコーデはどこへやら、ギャル御用達のお店のロゴが胸元に入ったキャミソールに超ミニスカートのセットアップ姿で現れたのです。高校生の娘がいる仲間の1人が「どうしたの? その格好。うちの娘が着ているブランドじゃない」と言うと、彼女はうれしそうに「うふふ。そうなの。最近、ここのお洋服にはまっちゃって」と答えるのです。

 

なんでも先日、彼女の歯科医院に勤める歯科助手が「先生、本当にスタイルよくてすてき。先生なら、あのギャルブランドの〇〇の服も絶対似合いそう」と言ってきたそう。どんなブランドなんだろう、と気になった彼女は仕事帰りにそのブランド店に立ち寄ると、店員さんに「お姉さん若い! やばい! めっちゃきれい!」とおだてられ、すすめられるままに洋服を購入したとのこと。

 

翌日、その服を着て出勤したところ、スタッフみんなから大絶賛。以来、そのブランドのトリコになったのだそう。しかし不思議なことに、年相応の格好をしているときはあれだけ若く見えた彼女なのに、若者向けデザインの洋服を着た途端、どうひいき目に見ても、無理して若作りしたただのアラフィフに見えるのです。私たちは口々に「その格好はおすすめしないよ。やめたほうがいいよ」と言ったのですが、聞く耳持たずの彼女でした。

 

おしゃれなカフェでの出来事に彼女のプライドは…

以来、ギャル服ばかりを着るようになった彼女。毎回肩かおへそを出す露出度の高いスタイルは周りの注目の的。「若作りしているな」という突き刺さるような視線に、一緒にいる私たちがいたたまれない気持ちになるのに、当の本人はどこ吹く風。むしろ、「私が若々しいから注目されているんだわ」とポジティブに捉えているようでした。

 

ある日、そんな彼女のプライドが傷つけられる事件が起こります。恒例のランチ会でとあるカフェに入った私たち。話に花を咲かせていると、若い男の子2人連れが私たちのテーブルの横を通り過ぎたのです。そのうちの1人が友人の顔を見るなり「うわぁ! ババアだった!」とひと言。あっけに取られていると、もう1人が「お前そういうこと言うなよ! 失礼だろ」とその男の子をいさめ、友人に向かって「すいません、こいつが失礼なことを言って」と頭を下げたのです。

 

まさか自分が「ババア」と言われるとは思ってなかった友人、みるみる顔を真っ赤にして「ちょっと用事を思い出したから帰る」とその場を後にしました。その後、彼女はパタッとギャルブランドの洋服を着ることはなくなりました。

 

まとめ

後日、「あのときは傷ついた」とランチメンバーのグループラインで胸の内を明かした彼女。私たちは慰めつつも、「以前のあなたのほうがすてきだったよ。やっぱり年相応の格好をするのが大切なんだよ。若々しいと若作りは違うんだよ」とやんわり彼女を諭しました。今では元のセンスのよい彼女に戻ってくれたのでひと安心。年を取ることを否定するのではなく、じょうずに生かすことが大切なんだな、と彼女を見て痛感したのでした。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

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著者:もりはなこ

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