動画から流れる曲は、槇原敬之さんの『どんなときも。』なぜ、医療の現場にピアノが置かれているのでしょう。これは、神奈川県立こども医療センターの素敵すぎる取り組みでした。
Nピアノの日
毎週金曜日午後、新生児病棟にピアノを置いて入院している赤ちゃん達のためにスタッフでもご家族でも誰がピアノを弾いてもいい30分間:Nピアノの日。新生児科医の稲垣先生の弾き語りの様子です。#神奈川県立こども医療センター #NICU pic.twitter.com/EqKs69y3qX
— 豊島 勝昭(Toyoshima K)_NICUサポートプロジェクト (@nicu_fight_25) January 28, 2024
動画では、赤ちゃんはもちろん、その家族や病院で働くスタッフが耳を傾け、音楽を味わっている様子がわかりますね。『Nピアノの日』は2年間もの間、毎週続いているそうです。
肩の力が抜ける時間
新生児病棟には、予定日よりも早く生まれた赤ちゃんや小さく生まれた赤ちゃん、呼吸のサポートが必要な赤ちゃんや心臓などに病気を持つ赤ちゃんたちが入院しています。
しかし、赤ちゃんの泣き声や機械のアラート音が絶え間なく聞こえ、モニターのランプが至るところで点滅している空間は、赤ちゃんや付き添う家族にとって、決してくつろげる場所とは言えないでしょう。
SNSの投稿を見ていると「NICUは不安がよぎり、どこかピリピリしがちな場所」と書いている人も……。そんな空間に流れる音楽は、頑張っている赤ちゃんと家族、そしてスタッフに、ほんの少しのリラックスや癒しを与えているのではないでしょうか。
音楽のちから
豊島 勝昭先生の投稿には、たくさんのあたたかいコメントが寄せらせています。
「音楽っていいね」
「こういう時間がちょっとでもあったら、ママさんパパさんも赤ちゃんも少しリラックスできるのかもなぁ」
「こんなやさしいひとときに救われるお父さんお母さんも多いと思う」
胎教には音楽がよいと言われているように、新生児にもよい影響を与えるのかもしれませんね!
「音楽のちから」を信じるスタッフさんによって作られた「Nピアノの日」。こんな素敵な取り組みが広がるといいですね。そして、ここにいる赤ちゃんが、1日も早く元気になっておうちに帰れますように……。
子育てをする中で、音楽のちからに救われた、と言う経験はありますか? コメント欄から、皆様のご経験を教えてください!