こんにちは、日本コミュニケーション育児協会の珠里です。小さなお子さんを育てていると、あめやチョコレートなど、甘いお菓子をあげる時期や量について悩むことがあります。「虫歯になってしまわないかしら?お菓子の食べ過ぎでごはんを食べなくなっちゃうんじゃなかしら?」と、心配な気持ちになりますよね。
そんなママの気持ちを知ってか知らずか、チョコレートやあめなどをホイホイあげる“じいじ、ばあば”に、実は困っているママは多くいらっしゃいます。そこで今回は、そのときの対応案を紹介していきますね。
孫がただただかわいいだけ
ママにとってわが子は目に入れても痛くないほどのかわいい存在です。しかし、その分責任も感じてしまうので、ただただ「かわいい」だけでは育児はできないことがあります。一方、じいじ、ばあばにとっての「孫」はただただかわいいだけで接することができます。
「かわいい孫の喜んだ顔が見たい、かわいい孫が欲しがる物は与えたい」そんな思いからあめやチョコレートをあげてしまうのだと思います。 直接「やめてください」と言うこともときには大切かもしれませんが、角が立ってしまうことも……。そんなときには以下の方法はいかがでしょうか?
1、 おやつの量と時間を守ってもらう
虫歯が心配であることやおやつの食べ過ぎでごはんを食べないことがあるなど、あらかじめ話しておいたうえで、おやつはチョコレート、あめと立て続けに与えるのではなく、時間を決めてあげてほしいと伝えておきましょう。量の目安があいまいになりそうなときは、小さめのタッパーなどを用意して、ここに入る分だけとお願いするといいでしょう。歯磨きのお願いも歯磨きセットを持参して頼んでおくといいですね。
2、 じいじ、ばあばからのおやつは「特別なもの」と割り切る
チョコレートもあめも子どもが成長するにあたり、いずれは口にするものです。じいじ、ばあばからだけではなく、お友だちからいただくこともあるかと思います。完全に禁止にしてしまうのは親子ともにストレスになることも。日常的にあげたくないものは自宅には置かないようにし、じいじやばあばに会ったときのお楽しみと割り切ることも大切です。
体への負担や危険なことは伝えよう
ただ、そうは言ってもあまりにも早い時期からお菓子を与えてしまう……というのは考えものです。小さなお子さんは糖分を処理する力が未発達な場合があります。そのため、あめやチョコレートを食べ過ぎると、おなかを壊してしまうこともあります。また、あめをのどに詰まらせてしまうこともありますので、そのことは伝え、お菓子をあげるのは、じょうずに食事がとれるようになってからにしてもらいましょう。
そして、与えるときには、じゅうぶんに注意してお子さんの様子を見ていてほしいことも伝えておきましょう。じいじやばあばだって、かわいい孫にそんなつらい思いはさせたくないはずですので、わかってもらえると信じて伝えてみてくださいね。
日本コミュニケーション育児協会(JCCRA)理事、トイレトレーニングアドバイザー®養成トレーナー、「子育てをもっとハッピーに!」をモットーに5人の子育ての経験を活かして、トイレトレーニングアドバイザー®として活動。その他「子どもの心と体に触れるコミュニケーション子育て」を発信しています。