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40歳で職探し!「近所・時短・早めの出勤時間・安心安全・長期間働ける」働き方を実現した結果は

私は兼業グラフィックデザイナーとして広告デザインの仕事を中心に、同時進行で他業種の仕事といくつかパラレルワーク(専業と副業の区別をつけずに2種類以上の仕事を並行しておこなう仕事)をしています。今回はコロナ禍をきっかけに世の中の状況や自分の年齢などを考えて、「近(近所)・短(短時間勤務が可能)・早(早めの出勤時間)・安(安心・安全)・長(長期間働くことができる)」をキーワードに40歳でより働きやすい職場に転職した体験談をお話しします。

 

自宅の近所で短時間勤務、体と財布の負担減

私が転職するときのキーワードとして挙げた「近所」と「時短」は、「自宅近くで短時間勤務」できる仕事ということです。関東に住んでいると、仕事の依頼やさまざまなサービスが「東京に一点集中」しているように感じていました。ところが、コロナ禍をきっかけに都内からの仕事の依頼がストップし、また家族の心配もあって通勤が難しくなりました。

 

これを機に自宅から徒歩圏内で、朝8〜12時の4時間、週3日勤務の仕事を探すことに。契約上、職種は詳しくお話しできませんが、兼業はOKです。今後状況が変わって、より長く働いたり収入を多く得たりしたい場合は、午後や他の日に働くなど自由に変更できます。

 

午前中にしっかり働いて、お昼は帰宅して自宅で食べることができるので、ランチ代をばっちり節約。これまでは「午後も頑張るためにしっかり食べよう」「帰りの電車でおなかがすくから、ちょっといいものを食べて帰ろう」と財布が緩みがちでした。ある職場では人間関係維持のためもあって、お弁当の日も外食の日もあり、ランチの手間やお金がかかることも。今はその悩みから解放されて、通勤の疲れも減って財布と体力的な負担がグッと軽くなりました。

 

早めの勤務開始で生活習慣が改善!

勤務スケジュール

 

広告制作の仕事をしていると、朝はゆっくりめに勤務開始。終業時刻は際限なく遅いというのが、半ば当たり前になっていました。フリーランスになり、子どもが生まれてからは夕方には一旦仕事を終えるようになりましたが、朝はどうしても遅めのスタートが習慣に。あまり体を動かさないので、なかなか寝付けなくて就寝時間が遅くなり、起床時間が遅くなるというループにハマります。

 

今回新たに見つけた職場は朝8時始業です。家から徒歩数分の場所ではありますが、朝食を用意したり保育園の支度をしたりするので7時に起きる必要があります。早く起きるには、やはり早く寝るのが一番。午前中にフル回転するため、夜はしっかり眠くなります。朝5時や6時にスッキリ目が覚めることもあり、これまで苦手だと思っていた早寝早起きの生活習慣があっさり身に付きました。

 

仕事が休みの日も同様に早めに目が覚めるので、家族がまだ寝ている間に家事を済ませたり、時には二度寝や三度寝をしたりして睡眠時間を確保しています。やはり人間は午前中に一番高いパフォーマンスを出せて、夕方や夜には脳や体が疲れてきて休む態勢に入るのだろうと実感しています。

 

 

安心・安全に長く働ける職務・職種・職場選び

働く女性

 

以前、ある販売の仕事をしていたときに、同僚が「10年後もこの仕事はできないだろうなあ……」とつぶやいたことがありました。夏の炎天下の日も、冬の冷たい雨が降りしきる日も、重い荷物を持って企業を巡るという業務。年齢は20代が多く、体力のある男性が目立つ職場でした。また、自転車で都内の企業を行き来する仕事をしていたときは、「車道を走っている以上、いくら気を付けても、もらい事故の危険性はある……」と念頭に置いていました。アラフィフ、アラカンになっても働いていたいけれど、年齢を重ねても続けられる仕事かどうかは常に迷っていました。

 

今回の職場は、元気な先輩女性たちが多く働いている印象です。仕事内容は簡単なものから熟練が必要な職人的なものもあり、しっかりとした研修があって長く働ける職種です。空調が整った屋内での作業で、以前体験したことのある足元が冷えるデスクワークや、天候に左右される屋外の仕事でもないので、健康面でも安心です。居心地が良ければ10年、20年後も働くことができるかもしれません。安全に長く働くことができるのは、これからの仕事選びで大きな要素になってくると思いました。

 

まとめ

今回新たに見つけた仕事は、正直なところ「これまではどこか避けていた職種」でした。この職種は女性が多く、女性ばかりだとどうしても人間関係が不安になるところがあったからです。しかしながら実際に働いてみて、男性社員を中心にうまくまとまっている様子でした。

 

これまでいろいろな仕事を経験してきましたが、よかったところや課題点を整理して職探しをしました。思い切って飛び込むことで、まだまだ新しい発見や働きがいに出合えると感じた出来事でした。この先、困難があればまた立ち止まればいいですし、今のところは「今後10年先を考えるとベストな選択」となりました。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

イラスト/きびのあやとら

 

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著者:Spinof Design

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