サニタリーボックスを置いていたころ
ひとり暮らしをしていたころは、トイレには必ずサニタリーボックスを置いていました。
生理1日目や2日目は経血の量が多いため、頻繁にナプキンを替えます。当然サニタリーボックスはすぐにいっぱいになってしまうので、まめに捨てに行かなければいけません。捨てる作業がいつも面倒で、おっくうに思っていました。
生理も終わりに近づくと、今度はナプキンを替える回数が減るため、「まとめるのは今度でいいか……」となってしまい、結果いつまでもサニタリーボックス内のゴミを捨てない事態に。「クサっ」と臭いに気がつき、慌てて捨てることも少なくありませんでした。
サニタリーボックスがなくても案外平気
結婚後、新居に引っ越した私は、トイレに新しいサニタリーボックスを置こうと考えました。
しかし、ふと「夫にサニタリーボックスを見られるのはなんとなく嫌だな」と思うように。父や弟など身内でも生理に関する物を見られたくなく、他人である夫にはなおさら抵抗を感じたのです。
そこで「いっそサニタリーボックスをなくしてみるのはどうか」という考えに行き着きました。調べてみると紙袋に使用済みナプキンを入れて、都度捨てる方法を実践している人がいることを知り、さっそく試してみることに。
毎度、紙袋に入れて捨てるのは面倒かと思いましたが、案外手間もなくすぐに習慣化。サニタリーボックスを置かなくなったことでトイレ掃除がラクになり、臭いを気にすることもなくなりました。
うっかりナプキンを放置
トイレからサニタリーボックスをなくし、夫にナプキンを見られる心配がないと思っていた私に、ある日事件が起きます。
使用済みナプキンを都度捨てるスタイルに落ち着いて、しばらくたったころのことです。いつものようにナプキンを紙袋に入れようとした私は、一旦トイレットペーパーのホルダーの上に使用済みナプキンを置いておきました。ところが、そのままナプキンを捨て忘れてしまったのです。
しばらくして気が付きましたが、その間に夫もトイレを使用していたので、ナプキンを見られていたはず。特に何も言われなかったものの、あれほど見られるのが嫌だったナプキンを見られたと思うと、「恥ずかしすぎる」と愕然としました。「今後は絶対捨て忘れないようにしよう」と決め、以後は確実に紙袋に捨てています。
初潮を迎えてから、トイレにはサニタリーボックスがあるのが当たり前だと思っていました。しかし、使用済みナプキンをまとめるのに手間がかかったり、床掃除の際に邪魔になったりとデメリットも多かったです。
思い切ってなくしてみると案外不便もなく、掃除もラクになりました。ただ、ナプキンを処理する際の置き忘れだけは注意しようと決意した出来事でした。
著者/石原優子
イラスト/マメ美
監修/助産師 松田玲子
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