しかし、児童館での新しい出会いによって、考え方が変わって……!?
働いていないから送迎は当然?
初めての土地で、新しい出会いもたのしみにしていた私は、息子を連れて児童館へ向かいました。児童館では、引っ越してきたばかりの私に先生方がやさしく声をかけてくれ、自然に同年代の子どもを持つママたちとも、友だちに。私は息子と毎日たのしく過ごしていました。
ある日のこと、先生方やママ友たちと何気なく、1日のスケジュールについて話していました。私が「朝はまず夫を車で送って……」と言うと、あるママ友が「子どもじゃないから必要ないでしょ」とひと言!
私が「でも、うちは車1台だから……」と返すと、今度は先生が「バスがある!」と言いました。実は、息子を連れて往復10kmの送迎は大変だと感じ、以前、夫にも意見を言ったことがあります。
しかし、夫は「働いてないんだから、それくらい別にいいでしょ」という姿勢でした。また、実母にも相談しましたが、夫と同じ意見。私自身も働いていない負い目があったので、夫の送迎は当然と思い込んでいたのです。
夫に再度、物申す!
しかし今回、第三者の意見で自信がついた私は、再度、夫に送迎の負担を訴えることに。
「児童館で、朝から夫を車で送っていると話したら『子どもみたい』だと失笑されたよ」とほかの人の意見を交えることで、夫は以前のような強気な姿勢ではなくなりました。
結果、車をもう1台購入するより金銭的な負担がない夫専用のバイクを買うことで決着! 学生時代以来となるバイクを手に入れた夫はうれしそうでした。
バイクを手に入れたうれしさから、面倒くさがっていた雨の日のバス通勤も受け入れてくれた夫。おかげで私は朝から息子とゆっくり過ごせるようになりました。あのとき、ハッキリ意見を言ってくれた先生とママ友に感謝しています。
著者:都うめこ/女性・主婦。6歳男児と4歳女児のアクティブ転勤族ママ。趣味は公園巡りで、現在公園レポートを20本以上と育児に関する記事を執筆中。元銀行員でFP資格保有。
イラスト:ななぎ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています