慣れないタンポンを装着
普段はナプキン派の私。甥っ子とお風呂に入ることになり、人生で初めてタンポンを使うことにしました。入れ方をわかっていなかったため、説明を読みながらおそるおそるタンポンを挿入し、お風呂へ。経血が浴槽に広がらないことに安心し、甥っ子と遊びながら湯船に浸かること数分。途中、甥っ子にタンポンのひもを見られ、そのことについて聞かれましたが、なんと説明していいのかわからず「抜かないようにね」とだけ伝えていました。
それからしばらく湯船に浸かり、そろそろお風呂から出ようとしたとき……事件は起きたのです。
甥っ子が引っ張ってしまった
甥っ子に「そろそろお風呂から出ようか」と声をかけ、浴槽から出ようとしたときでした。甥っ子がタンポンのひもを引っ張ってしまったのです! 入れ方が甘かったのかタンポンはすぐに抜けてしまいました。
私自身、最初は何が起こったのか理解できず、甥っ子の泣き声で我にかえりました。その日は生理2日目で経血が多い日。タンポンについていた大量の経血に甥っ子が驚き、泣いてしまったのです。私は甥っ子を泣きやますのに必死で、浴槽にどれだけの経血が広がっていたのかしっかりは気づいていませんでした。
お風呂場でパニックに
お風呂場はパニック状態。ちょうど遊びにきていた彼氏が何事かとお風呂場まできてくれて、助けてもらうことに。甥っ子を浴槽から出し、あとの対応を任せることにしました。
そのとき、浴槽にたくさんの経血が広がっていることに気づきました。汚れが残ってしまうといけない……と、私はお風呂をきれいに洗ってからリビングに。すると、甥っ子が私のところまで走ってきて、泣きながら謝ってきました。甥っ子は悪くない、ちゃんと説明できなかった私が悪かったと謝りました。甥っ子は自分がひもを引っ張ったことで私がけがをしたと思っていたようです。けがをしていないことを伝えると泣き止んでくれました。
その後、甥っ子は落ち着いたようで、彼氏と遊んで過ごしてくれました。私はタンポンのつけ方が甘かったことをひとりで反省しながら妹に事情を連絡。すると……妹は大爆笑でした(苦笑)。今でこそ笑い話ですが、私と甥っ子にとっては衝撃的な出来事でした。
※タンポンの過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。
著者/櫻井 藍
イラスト/マメ美
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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