妊娠中の妊婦さんがなりやすい「情緒不安定」ですが、私も妊娠中、心身ともにものすごく変化がありました。不安になっていつもと違うことを考えたり、泣き出して感情的になってしまったりと複雑な時期でした。そんな私の体験談と、どのようにして不安定な気持ちを解決していったのかをご紹介します。
おなかが大きくなるにつれて情緒不安定に
妊娠中はホルモンバランスの関係で気持ちが不安定になるという話は聞いていましたが、妊娠初期のころは「赤ちゃんがいるんだ」という幸せな気持ちばかりで不安はありませんでした。ところが、だんだんとおなかが大きくなるにつれて「不安」な気持ちも大きくなってきました。
加えて、私をおいて飲み会に行ってしまう夫の行動や、妊娠に気を使ってくれないことへの不満が募ったことも影響してか、情緒不安定が悪化していってしまいました。
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ある日、イライラが爆発!
夫の行動すべてにイライラして、常に情緒不安定な状況が続いていました。そしてある日、夫の些細なひと言で気持ちが爆発してしまった私は「うるさい!」と激怒して、家を飛び出してしまったのです。
出産後に思い返すと、自分でもあきれるくらい情緒不安定でした。私が大号泣したことに対して夫はおどろき、自分でも何に対して泣いているのかも分からないほど……。自分で感情のコントロールができないくらい、喜怒哀楽が激しかったことを覚えています。
この状況を解決するために実践したこと
一日中自宅にいて、この不安な思いが募っていけば、負のスパイラルになってしまいます。私はこの状況を解決するために、まずは夫としっかり話し合うことにしました。
もっとゆっくり歩いてほしい、飲み会でもなるべく早く帰ってきてほしい、今は気持ちが沈みやすいといったことを夫に素直に打ち明けました。夫に気持ちを伝えてからは、私の気持ちに寄り添ってくれるようになったので、以前ほど不安になることはなくなっていきました。
ホルモンバランスの関係もあり、どんどんひどくなってしまった情緒不安定でしたが、いま思うと自分次第で改善の一歩を踏み出せると感じています。妊娠に対する不安や出産への不安がある方も、誰かと共有するだけで気持ちが少し変化するかもしれません。(TEXT:ママライター今井さくら)