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今夜10時放送!TBS系金曜ドラマ『コウノドリ』第1話を振り返る!

こんにちは!助産師のREIKOです。先週から始まったTBS系の金曜ドラマ『コウノドリ』。みなさんは、前作、そして第1回の放送をご覧になりましたか?第1話では、綾野剛さんが演じる鴻鳥サクラを中心に、離島における産科医療の問題や障がいをもった夫婦の出産、キャリアウーマンの出産など、新しい命の誕生だけでなく、そこに付随する家族の問題にも触れていましたね。今回は、第2回の放送を前に、気になる1組の夫婦に焦点を当ててお話ししたいと思います。

 

こんにちは!助産師のREIKOです。先週から始まったTBS系の金曜ドラマ『コウノドリ』。みなさんは、前作、そして第1回の放送をご覧になりましたか?第1話では、綾野 剛さんが演じる鴻鳥サクラを中心に、離島における産科医療の問題や障がいをもった夫婦の出産、キャリアウーマンの出産など、新しい命の誕生だけでなく、そこに付随する家族の問題にも触れていましたね。今回は、第2回の放送を前に、気になる1組の夫婦に焦点を当ててお話ししたいと思います。

 

早く仕事に復帰したいキャリアウーマン

高橋メアリージュンさんが演じるキャリアウーマンの妊婦、佐野彩加は、妊婦健診でおなかの中の赤ちゃんに「心室中隔欠損症」があることが判明します。出産後、早く仕事に復帰したい彩加は、おなかの赤ちゃんに異常があることを知り、取り乱してしまいます。

 

心室中隔欠損症は、先天性心疾患の中でも、もっとも多い疾患だといわれています。生まれつき、心臓の壁に小さな穴が開いているため、本来の血液の流れとは違う流れが生じてしまいます。穴の開いている場所や大きさによって、ほとんど症状がないケースから、心不全症状を認める場合もあります。

 

そして、星野 源さん演じる四宮先生も作中で説明したとおり、自然に閉じることもありますし、手術が必要になることもあります。

 

無事に出産、しかし……

彩加は無事、赤ちゃんを出産。その後の検査で、やはり赤ちゃんの心臓には5mm程度の穴が開いていることがわかりました。今のところ、赤ちゃんには症状はなく、手術も成長を待ってからということで、退院の方向へ。

 

症状がないとはいえ、「心臓に穴が開いている」赤ちゃんのお世話をひとりでおこなわなければならない彩加は、不安を訴えます。医療者から見ればよくある疾患でも、彩加にとっては初めての育児に加え、赤ちゃんの病気、仕事への思いなど、いろいろ考えて、不安になってしまうのもよくわかります。

 

当たり前のことなのに……

不安を訴える彩加の横で、「俺も手伝うから」という、ナオト・インティライミさん演じる夫の発言。それを聞いた四宮先生のひと言、「手伝うじゃないだろ?あんたの子どもだよ」。患者のご家族をあんた呼ばわりしてしまうのは、ドラマならではの気もしますが、四宮先生の言葉こそ、たくさんの男性に届いてほしいなと思います。

 

その後、「一緒にがんばる」と言った彩加の夫。でも最後に映し出されたのは、散らかったお部屋で呆然とする彩加と泣いている赤ちゃん。そこには夫の姿はありません。男性も育児休業をとれる時代になったとはいえ、2016年度の男性の育児休業取得率は3.16%。この数字、過去最高とのことですが、厚生労働省は、2020年には13%という目標を掲げています。なかなか厳しい現状です。

 

 

彩加の夫の一緒にがんばるという言葉は、口先だけだったのでしょうか?それとも、実際に育児休業をとることが難しい現状があったのでしょうか?彩加と赤ちゃんのその後だけでなく、第2話ではまた新たな問題を抱えた夫婦が登場します。今晩もどのようにストーリーが展開していくのか注目です。


著者:助産師 REIKO

医療短期大学専攻科卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

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