「おしりが汚れとるよ」→「泥で汚れちゃった」と思っていたら…まさかの事態に！？

 

私が農業体験をしていたときの出来事です。畑で作業していると、同じく作業をしていたおじいさんから「あんた、おしりが汚れとるよ」と言われました。

 

私は「泥で汚れちゃったんだな……」と思っていましたが、おしりのほうを見てビックリ！ なんと、おしりが真っ赤になっていたのです。

 

一瞬で、生理による汚れだとわかりましたが、このとき生理予定日からは1週間も早く、まさかの出来事に私は動揺してしまって……。しかし、ひとまずトイレに行かねばと急いでトイレへ。農作業で服が汚れるとわかっていたため、この日は替えのズボンも持参していました。下着にはトイレットペーパーを当てましたが、汚れたズボンは着替えることができ、「替えを持ってきてよかった……」と心から思ったのでした。

 

 

生理予定日といっても、突然生理がくることもあるのだと実感した出来事でした。このときはおじいさんが教えてくれましたが、もしかすると他の参加者の中にも気付いていた方がいたかもしれません。おじいさんが指摘してくれなければ、私はその後も気づかず、黙々と作業をすることになっていたでしょう……。教えてくれたおじいさんには感謝しています。

 

生理のことを伝えるのは難しく、特に男性から女性に伝えるのは気が引けることと思います。おじいさんが生理だと気付いて声をかけてくれたのかはわかりませんが、もっと生理について男女でもオープンに話せる日がくればいいな……とも思った出来事でした。

 

著者／井本翔子
イラスト／アゲちゃん

 

監修／助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科（助産学専攻）卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。