いいママでいたいし、素敵な奥さんでありたい。誰もが思うことだけど、実際は不安で悩んだりしていませんか? そこで先輩ママにインタビュー。育児のこと、家事のこと、そして夫婦のこと……と、みんなの疑問を直撃! 第1回目は『妻・奥さんとして』に答えてもらいました。
感謝や労いの言葉、不満も全部ためこまず口にする!
Q・旦那さんから愛され続けるためにしていることは? (質問者:けいこさん)
A・子どもができてから、旦那さんの順位は二の次三の次になっちゃいました(笑)。でも「ありがとう」、「がんばってるね」とか、つい忘れがちな感謝や労いの言葉もしっかり口に出して、コミュニケーションを取るようにしています。言わなくてもわかるなんて、そんなことはないですから(笑)。逆に嫌なこともちゃんと口にして、不満をためないことも大事ですね。
Q・旦那さんへの不満はありますか? ケンカはしますか? (質問者:月姫さん、ma--voo--さん)
A・私の優先順位は子どもが一番ですが、旦那さんは自分のプライベートが一番。朝、子どもを幼稚園に送って行ってほしいなと思っても、二日酔いで寝てますし。そんな時はついイラッとしそうになるけれど、感情的になるのはダメ。不満を口にするときは一度考えること。私は夜寝る前に“こんな言い方をしたら怒らせるかな”と頭の中でシュミレーションしてから口に出しています。ケンカは夜にすると白熱してしまうので、明るい時間にするのがおすすめです(笑)
Q・旦那さんと家事分担をしていますか? その内訳や上手なお願いの仕方を教えてください(質問者:りょうままさん)
A・家事分担なんてないですよ、全部私! でも彼のいいところは、頼めば断らずにやってくれる。逆に言えば、言わないと何にもしてくれません。「なんで気付いてくれないの?」って思っても無理ですよね。わからない人にはわからないのだから、言わずに察してもらおうなんて考えていてはダメです。この前は主人が休みだったから「息子と田植えへ行って来て」って頼みました(笑)。支度したのは私だけど、しっかり田植えをしてドロドロの息子を連れて帰ってきましたよ。言えば全部やってくれるので偉いなと思います(笑)。
“愛すること”とは、その人を解放することなのかも知れない
Q・女の人に優しい旦那さんなので不安になりませんか? 旦那さんに浮気されたらどうしよう…と不安で仕方ありません(質問者:ミッフィーさん、もちこさん)
A・彼は女性だけじゃなくて、この世のすべてに優しい人なんです。私は誰かに優しくて、この人には冷たいという裏表のある人が苦手。キャディーさんにも、カフェの店員さんにもちゃんと丁寧に優しく接する彼が好きだから、彼のいいところを不安に思うことは全然ないですね。それに浮気され“たら”なんて、まだ起きていないことを想像して不安になるなんて時間がもったいないですよ。ずっと浮気を疑われている旦那さんもかわいそうだし。逆に疑われたらイヤじゃないですか? 妻として心がけていることは特にないけど、ひとつだけあげるとしたら“信じ切ること”ですね。
Q・石田純一さんと結婚してよかったことは?(質問者:オレンジさん)
A・私に“あれしろ”、“これしろ”と一切言わないことかな。彼が前、雑誌のインタビューで言っていたのですが「愛するとは相手を解放すること」だって。確かに彼は、私が友達とお茶しようが、旅行しようが、仕事を入れようがダメとも言わないし、“○○する代わりに○○して”なんて注文もつけません。私は解放されているんです(笑)。きっと彼もそれを求めてるんだろうと思うけど、その辺の価値観が合ってるんだと思います。
不満や疑いを溜め込んで、モヤモヤするなんて時間の無駄! ちゃんと考えていることは口に出して、相手とコミュニケーションを取ることが大事だと教えてくれた理子さん。次回は育児についてお話を伺います。
PROFILE:東尾理子さん
プロゴルファー、ゴルフ中継の解説やレポーターとして活躍。2009年に俳優の石田純一氏と入籍。その後 TGP(Trying to Get Pregnant-妊娠しようと頑張っている、の略)を提唱し、多くの女性から支持を得る。仕事と子育てをしながら、妊娠を望む人たちの助けになりたいと NPO 法人 FINEのピア・カウンセラーの資格を取得したほか、妊娠や出産についての正しい知識を伝える活動「うむうむプロジェクト」の立ち上げに関わる。2012 年に長男、2016 年に長女を出産し、先日、第三子妊娠を発表したばかり。
Photo/Chishaki Shin (willcreative)
Hair & Make/Mao
Interview & Text/Satoko Nemoto