復職した私
出産を経て復職し、コロナ禍が落ち着いてきたころ。職場のメンバーで久々に飲み会を開催することになりました。妊娠してから約3年間ずっと飲み会に参加していなかった私は、この機会をとても楽しみにしていました。
夫に飲み会のことを話すと、快くOKを出してくれ、その日の家事・育児はすべて夫に任せることに。夫とは普段から家事・育児をしっかり分担しているので、半日くらいワンオペでも大丈夫です。
私は「22時くらいに家に帰る予定だけど、その場の雰囲気でもっと長引くかも。先に寝ててね」と夫に伝え、夫も「わかった。楽しんできてね」と言ってくれました。
飲み会当日
当日の飲み会はとても盛り上がり、解散したのは結局23時ごろ。自宅から離れた場所での飲み会だったので、私が帰宅したときには深夜0時を回っていました。私は「夫に連絡しなかったけど、前もって『長引くかも』って言っておいたし大丈夫でしょ。もう寝てるかもしれないしね」と思っていたのですが……。
玄関を開けると、真っ暗になっているリビング。しかし、よく見てみると、暗闇の中リビングのソファに座っている夫の姿があったのです。明らかに不機嫌な夫に、恐る恐る「ただいま……」と言うと、「22時くらいに帰宅するって言ってたよね? なんでこんなに遅いの?」と聞かれました。
私は正直に、「22時って予定だったけど、事前に『長引くかもしれないから寝てて』って伝えてたから、何時になっても別にいいと思っていたの」と話しました。夫はイライラを抑えつつも、ため息を吐きながら、「予定の22時を越えるのなら連絡してほしい。何かトラブルがあったんじゃないかと不安になった」と伝えてくれました。
このとき初めて私は「前もって予告しておいたし、変更を連絡しなくても大丈夫」というゆるい考えでは、夫を不安にさせてしまうのだとわかり深く反省。夫に謝罪をし、次からは必ず帰宅時間を連絡すると約束をしました。
予定より遅くなって帰宅し、夫を不安にさせたことを反省した私。それ以降、予定していた帰宅の時間が変更になった場合は、「○時に帰るね」とひと言メッセージを送って、夫に心配をかけないようにしました。伝えなくても大丈夫だと自分ひとりの基準だけで考えるのではなく、お互い安心できるように、細かいことでも伝え合うことが大事だと実感した出来事です。
著者/ココロナナコ
イラスト/おみき
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