杉浦太陽さんに夫として心がけていること、夫婦円満の秘訣をお伺いした第1回目。2回目の今回、お答えいただいたのは「パパとして」のお話。4歳から10歳まで、3人のお子さんを持つパパとして、杉浦太陽さん流の育児論を語ってもらいました!
子どもと同じ目線で話ができて、一緒に成長できる父親でありたい
Q・子育てで心がけていることはなんですか?(質問者:はちママさん、ぽーたさん、ことママさん、こりやまさん)
A・同じ目線で話せるようにすることかな。子どもが興味あることを見逃さないようにしています。アンパンマンも仮面ライダーもプリキュアも子どもたちが好きだから一緒に見たし、お絵描きしてって頼まれたら描けますよ(笑)。あとはカラダを使って遊んであげること。これがパパの背中なんだよ、腕の力はこんなにあるんだよっていうのを子ども自身が感じとって欲しいですね。それと妻とのルールと一緒で、子どもともスキンシップを欠かさない。ハグしたり、手をつないだり……つねにぬくもりを感じられるように心がけてます。
Q・子どもにとって、どんなお父さんになりたいですか?(質問者:まめさん、月姫さん)
A・ひと昔前のお父さんって厳しさの面で、子どもと一線があったと思うんですよね。「オレの背中を見て育て」「盗めるものは黙って盗め」みたいな。でもその時代は僕の中でもう終わったと思っていて。僕の人生はこれからも続くし、子ども達も続いていくわけだから、一緒に成長していける関係が理想だなと。子どもにも尊敬される父親になりたいし、僕も子どもを尊敬したいと思っています。
みんながどうしたらラクできるか。それを突き詰めたら『イクメン』になりました
Q・いつ頃からパパになったと実感が湧きましたか? (質問者:ののさん、なまさん、しのさん、こじまるママさん、親バカフィルターさん)
A・リアルな話では子どもが2歳後半までは実感できなかったですね。やっとパパだと思えたのは言葉が通じて、意思疎通ができるようになってから。でも彼女が妊娠中のときから意識はしていました。だって男って自分が子どもを産むわけじゃないので、自分に「パパになるんだぞ」って言い聞かせないとダメなんですよ。だから妻が妊娠中も一緒にベビー用品を買いに行ったり、育児本を読んだり、健診も全部一緒。健診に行くとエコー画像が見られるから「お、爪ができた!」とかわかるんですよ。そうして意識的に実感してくことでパパになっていくんだと思います。
Q・健診も来てくれないし、立ち会い出産も嫌がる旦那。どうしたらいいですか?(質問者:みやっちさん)
A・Q3の続きになるんだけど、積極的にパパになることを意識できない旦那さんに限って「オレの嫁、そろそろ産むんだよね」とか「最近お腹が大きくなってきてさ」なんて周りに言いがちなの。それは絶対ダメ。そんな男には「あんたの子やで」って強く言えばいいですよ。うちも「出産に立ち会わないと子どもを抱かせない」って言われたもん(笑)。結果、立ち会うことで妻の痛み、強さを目の当たりにして、より尊敬できるようになったし、父親としての責任感も芽生えましたね。
Q・どこまで介入したら『イクメン』って呼んでもいいんでしょうか?(質問者:みんみんさん)
A・よくイクメンって言われるけど、無自覚なんですよ。普通にやっていたことがイクメンになっただけ。僕のモットーが『みんな笑顔で無理をしない』なんです。だから積極的に家事をサポートした方が妻とはケンカにならないし、子どもたちと遊んでいる方が妻も子どもも笑顔♪ 結局、みんながラクでいられる方法を突き詰めたら、イクメンって言葉が付いて来たんですよね。でもその言葉のおかげで、育児を手伝うお父さんが増えたのは事実。だって10年前はスーパーで子どもを抱っこしてるお父さんなんてほとんどいなかったのに、今はみんなエルゴしてるもんね(笑)。それはいいことだと思います。
育児はメンタル次第で楽しくなると杉浦さん。「イヤイヤやっているとしんどいけど、一生懸命やると楽しいに変わるから」という言葉が印象的でした。次回、第3回目では杉浦太陽さんが、旦那さんに不満を抱えるママさんたちにアドバイス! 目からウロコのアドバイス続出ですので、お楽しみに♪
PROFILE:杉浦太陽さん
1981年、大阪府育ち。1998年のテレビ朝日系ドラマ『おそるべしっっ!!!音無可憐さん』でデビュー。2001年には毎日放送系ドラマ『ウルトラマンコスモス』で主演を務める。結婚後の2009年に『たまひよ“キラ☆キラ”パパ大賞2009』受賞、『20代の理想のパパ芸能人』第1位を獲得。2011年には『第30回ベスト・ファーザーイエローリボン賞』、2016年『いい夫婦パートナー・オブ・ザ・イヤー2016』を受賞するなど、憧れパパの第一人者。
Photo/Masato Juman (NA-GEANNA)
Stylist/MatsuJun
Hair & Make/Emi Yamaguchi
Interview & Text/Satoko Nemoto