こんにちは、日本コミュニケーション育児協会の珠里です。冬といえば「乾燥」と「風邪」を思い浮かべるのは私だけではないと思います。
「冬は空気が乾燥しているから風邪を引きやすい」とよく耳にするので、子どもが小さいころは各部屋に加湿器を置き、使用していました。そんな経験から今回は乾燥と風邪と加湿器についてお伝えいたします。
のどが乾燥すると風邪を引きやすい
私は子どもを持つまで加湿器を使用したことがありませんでした。子育てをするようになって初めて、のどが乾燥していると風邪などの菌への抵抗力が弱まってしまうということや、うるおいを保つことで菌をカットしてくれること、インフルエンザウイルスは湿気に弱いということを耳にしました。
そこでリビング、和室、寝室と子どもが過ごす部屋には加湿器を置き、1日中付けっ放しに……。私と同じようにされているママも少なくないですよね。ですが、本当に加湿器はそこまで必要なのでしょうか?
加湿器をつけていれば風邪を引かない?
「子どもが過ごす部屋はとくに加湿!」と思い込んで、度が過ぎてしまってはいませんか。たしかに適度な加湿は大切だと思います。しかし、加湿し過ぎると湿度が高すぎることによって、カビの繁殖原因になり、結果、体にいい影響を与えなくなってしまいますので注意が必要です。
加湿器は室内の湿度調節がしやすく便利ですので、ぜひ適度な湿度を心がけ使用してくださいね。
適度な湿度と使用方法とは?
厚生労働省によると、適度な湿度は50%~60%といわれています。そして気を付けていただきたいのが加湿器の使用方法です。私は次のようなことに気を付けて加湿器を使用していました。
・加湿器のタンクの水は、ミネラルウォーターなどではなく塩素殺菌している水道水を使用し、雑菌の繁殖を防ぐために毎回入れ替える
・加湿器は1mくらいの高さでエアコンの向かいに置き、湿気を含んだ空気を部屋全体に巡回させる
・窓を閉め切ったままにせず、こまめな空気の入れ替えをする
・加湿器を清潔に保つため、定期的に加湿器のそうじをおこなう
・高い位置に置くので、配線に子どもが触れて倒れ落ちたりしないよう配線に配慮する
以上のようなことに気を付けて加湿器を使用し、「乾燥しない」「風邪を引かない」「カビを繁殖させない」快適な冬ライフをお過ごしくださいね。
日本コミュニケーション育児協会(JCCRA)理事、トイレトレーニングアドバイザー®養成トレーナー、「子育てをもっとハッピーに!」をモットーに5人の子育ての経験を活かして、トイレトレーニングアドバイザー®として活動。その他「子どもの心と体に触れるコミュニケーション子育て」を発信しています。