その日娘が帰宅すると、「今日友だちと遊んでいい?」と尋ねてきました。「おかえりー。いいよー」そう返したよしださんでしたが、モニターを見ると、朝ケンカしていた男の子が映っていて……!?
「朝、ケンカしていた男の子だ…!」心がざわつくママ。しかし…?
男の子の問いかけに、
「行く行く!ちょっと待っててね」と返した娘。
その場面を見ていたよしださんは、
思わず声を掛けてしまいました。
「あ、あのさぁ……。
えーっとその……あの子はちょっと」
「ほらあの子、学校でケンカとかさ……」
「あぁ!あれか」
そう言うと、娘はまったく気にしない様子で否定したのです。
「学校では怖いけどさ、学校終わったらやさしくて、
おもしろいんだよ」
「多分、学校が合わないだけだと思う」
その後、男の子の礼儀正しい姿を見て、
よしださんは、"その子の一部分を見て判断するのではなく、
いろいろな面を見てから判断しよう"と心に決めたのでした。
激しくケンカしていたときとは打って変わって、男の子の礼儀正しく挨拶する姿からは真面目な印象が伺えます。娘さんは、ちゃんと男の子の本質をちゃんと見抜いていたのでしょう。どうしても悪く目立った部分を見てしまうと、その後も悪い印象が付きまとってしまうことは多い気がしますが、よしださんが言うように、その人の一部だけを切り取って判断するのではなく、いろいろな面を見てから判断したいものですね。
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