ヒヤヒヤの通勤
生理2日目はとても経血量が多く、ナプキンを頻繁に交換しないと漏れてしまうことがあります。そのため、通勤中は経血漏れを起こしてしまわないか気になり、乗車中は常にヒヤヒヤ。途中でトイレに行こうか迷うものの、朝の電車の混雑を考えると遅刻しては困るので、できるだけ途中下車はしないで出勤しています。
そんな生理中の通勤に頭を悩ませていたある日、どうにか経血漏れの心配を減らせないかと母に相談することに。すると、母からは「夜用のナプキンを着けるのはどう?」と言われました。それは名案かも!と思い、着けて出勤したところ、経血漏れはしませんでしたが、何とも言えないごわごわ感が……。
他の対策を考えて
それからまた、他の経血漏れ対策を考えるようになり、ドラッグストアに行った際にタンポンを見つけました。タンポンの存在は知っていたものの、実際に使用したことはなかったので、うまく使えるか不安でしたが試してみることに。
念のため、ナプキンも併用してタンポンを使用してみたところ、はじめは挿入した違和感がありましたが、時間とともに消えてとても快適なつけ心地でした。しかも、経血が出るドロッとした感覚もありませんし、経血漏れをピタッと防いでくれているように私は感じたので、生理中の通勤にピッタリのアイテムとなりました。
ただ、タンポンの装着がうまくいかないと経血が漏れてしまうこともあったため、正しい位置に挿入できるよう、通勤前のトイレタイムは余裕を持つようにしています。
生理中に通勤するときは、経血漏れが心配で朝から疲れてしまうこともありました。けれど、タンポンとナプキンを併用することで経血漏れの心配から解放され、仕事にも集中できるようになった気がします。最近ではいろいろな生理用品を見かけるので、気になったものは試してみて、うまく生理と付き合っていきたいなと思います。
※タンポンの過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。
著者/北山遥
イラスト/もふたむ
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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