漁港で子どもの靴を忘れたことに気づく!
定期的におこなわれる、義家族との釣り旅行。朝6時に漁港で他の釣り仲間とも集合の予定だったので、前日に準備をして、当日は家族で楽しくお話しながら車で向かいました。
漁港に到着後、車を降りようとしたら「僕の靴は?」と言う4歳の長男。
いつもなら、長男は家から車まで歩き、靴は車内の靴置きに置いて出発し、降りるときに自分で靴を履いて降りてくるはず。「どうしたのだろう?」と思い確認すると、なんと靴がありません。
普段は車まで歩く長男ですが、その日は家を出るときにまだ寝ていたので、抱っこで車へ乗せました。そのとき、靴を持っていくのを忘れたのだと気がついたのです。
時刻は朝6時。空いている店がなく絶望…
漁港へ到着したのは朝6時。開いている店もなく、遊びたい長男は靴がなくて不機嫌に。お店が開いたとしても、子どもの靴が売っている一番近くのスーパーまで車で片道1時間かかります。
仕方がないのでスーパーが開く7時までは、朝ごはんを食べてしのぐことに。すると、朝ごはんを食べている最中に義父が突然、「これ使いなよ!」とある物をくれました。
釣り仲間が作ってくれたアイテムが救世主に!
義父がくれたのは、漁港に集合していた釣り仲間が作ってくれた、昭和のおもちゃである簡易的なぽっくり。空き缶に穴を開けて糸を通したものです。はだしだと危ないからと、釣り竿に巻くためのクッション性のあるシールで、息子の足を覆ってくれました。
遊びたい盛りの長男には最高のアイテムとなり、おかげでみんなが釣りをしている間、足に負担がない程度にぽっくりで遊ぶことができたのです。靴がなくてもとても楽しく過ごせたようで本当によかったです。その後、宿へ向かう道中に靴を買うことができ、事なきを得ました。
周りに何もない場所で靴を忘れてしまい焦りましたが、靴の代わりになるような遊び道具を作ってくれた釣り仲間たちに感謝しています。困ったときは少し視点を変えて物事を考えると、違った対処法が見つかるんだなと感じた出来事でした。
著者:鶴川 こだま/2017年・2019年生まれの息子と2020年・2023年生まれの娘を育てる4児の母。やんちゃな息子と甘えん坊な娘たちに翻弄されながら、にぎやかな毎日を送っている。
イラスト:キヨ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)