「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。ママさんたちのリアルな悩みに、助産師さんはどのように答えてくれているのでしょうか。今回は、今のような寒い時期に多い「冷え」に関する妊娠中のお悩みです。
Q. 妊娠中に貧血・低血糖のような症状が。冷えが原因?
2人目妊娠中で16週に入ったばかりです。つわりは明けました。先ほど、冷水でお米をといでいたら急に胃の辺りがキューっとしてきて、軽い吐き気とめまいが起こりました。貧血? 低血糖? かと思い、しばらく座り込んで手を温めていたところ便意を感じ、トイレへ走ると下痢をしました。その間、吐き気も強くなり周辺はすごく寒いのに大量の汗がでてきました。正直、そのまま倒れてしまいそうでした。
お腹の張りもなく、その後暫くソファで休んだら普段通りに戻りましたが、これは妊娠と急激な冷え(右手だけですが)で起きた症状でしょうか? それとも、妊娠関係なく冷たいものにさらされると起きる症状なのでしょうか?
宮川めぐみ助産師からの回答
はっきりとしたことはわかりませんが、自律神経のバランスが崩れてしまって起きていたのかなと読んでいて思いました。最近、疲れや睡眠不足があったりしますか? ストレスなどがかかると自律神経のバランスが崩れてしまい、このようなことが起こったりしますよ。冷たいものに触れたことがきっかけになったというのは、あるかもしれません。めまいを感じたり、冷や汗が出たりして排便をすると症状が落ち着くのは、妊娠していなくても自律神経のバランスが崩れることで起こります。
年末年始に親戚のお家へ行ったり集まりがあったりと忙しくされていたことも原因かもしれませんね。まずは体をよく温めて、横になって休むようにしてください。同じ症状が何度も続いて気になるようであれば、かかりつけ医に相談してみてくださいね。
妊娠中の頭痛やめまいは何が原因なの?
原因のすべてではありませんが、妊娠するとホルモンの状態が大きく変化するため、自律神経にも影響し、頭痛やめまいが起こることがあります。つらいときには無理せず、横になったり、体を休めるようにしてくださいね。
また、質問内にもありましたが妊婦さん特有の「冷え」も原因として考えられます。上記のようなホルモンバランスの乱れや自律神経の乱れ、運動不足などによって冷えやすい体になり、結果的におなかの張りやむくみに繋がることもありますので、秋冬の寒い時期はとくに注意しましょう。
先輩ママの冷え対策!
先輩ママたちがおすすめする、妊娠中の冷え対策は? 過去にベビーカレンダーに寄せられた声の中からご紹介します。
タオルやショールで首元あたため+靴下で足元対策
まずは、タオルやショールなどで首元をおおい、温めましょう! それから、靴下を重ねばきしましょう。普通の靴下でも、2枚はくだけで効果あり! ただし、キツイと感じるものは血行を妨げるのでNGです。また、ひざかけや毛布などで太ももからふくらはぎを温めるのも効果があります。足元までおおってしまえばさらに温まりますよ。(ママライター千倉美波さん)
しょうがで免疫力と血行をアップ
おすすめ食材は「しょうが」。血行をよくして体を温め、免疫力もアップしてくれるといわれています。気軽に取り入れるには、毎日のお味噌汁に入れること! 輪切りにしたしょうがを1枚、煮込むときにそのまま入れるだけでOK!ほのかにしょうがが香り、食欲も刺激されますよ。(ママライター千倉美波さん)
バスタオルをおなかに巻く
小さくて薄めのバスタオルを膨らんだおなかの上(アンダーバストの位置)に安全ピンで留めて、その上からいつもの服を着用するだけです。100均のバスタオルが調度よかったです。ゴムではないので、締めつけ感ゼロ!大きなおなかがあるので落ちてきません。しかもタオルなので暖かくて、通気性も良好です。毎日洗って気持ちよく使えます。腰の冷えをカバーしてくれましたよ。(ママライター荒津綾子さん)
そのほかにも、安産祈願の「腹帯」を巻くことも冷え対策にいいといわれています。
・大きくなったおなかを支え、安定感を得る
・姿勢を整えて腰痛を予防する
・冷えを予防する
と、腹帯は一石三鳥の便利アイテムなのです!
以上、妊婦さんの体調不良についてのお悩みとおすすめ冷え対策をご紹介しました。ベビーカレンダーには、このような体験談が多数掲載されています。その中には今抱えている悩みを解決できるヒントがあるかもしれません。ぜひ読んでみてくださいね。
※参照元:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー〈 https://baby-calendar.jp/talk/topic/detail/24172 〉